
なかなか書類選考に受からないんだけど、何を見直せばいいのかな……。
20代の転職なのに書類選考が全然通らない。
提出書類の書き方を教えて欲しい。
履歴書と職務経歴書について教えて!
こんにちは、みに丸です。
転職活動で重要なのは面接と思われがちですが、それ以上に書類選考を通過するための準備がめちゃめちゃ重要なことを知っていますか?
なんなら、書類選考に突破しないとスタートラインに立つすらできません。
そして、応募書類には受かる書類と受からない書類に明確な違いがあります。
この記事では、“書類選考に通過するための書類の書き方”について説明していきます。
私は20代後半で公務員からの転職を経験し、複数の会社の内定をもらって転職に成功した経験があります。
また、選考の準備には、幾度も転職エージェントなどのサービスを通じて書類を確認してもらい、添削と研究を重ねてきました。
この記事を読んで、書類選考に役立てていただければ幸いです。
それでは、本題に入りましょう!
転職の書類選考。通過率と重要性
一般的に書類選考の通過率は、実は30%程度だと言われています。
つまり、書類選考で約7割が落とされるんです。
マイナビによると選考通過率は以下の通り。
(出典:マイナビ転職)
人気の職種やその時の景気によってはもっと倍率が上がることもあります。
上の図のように、その後の一次面接の通過率は30%程度、さらに最終面接の通過率は50%だと言われています。
つまり、書類選考の倍率が一番高いので、準備をしっかりして書類を出せば、内定をもらえる確率がグッと上がります。
まずは、しっかり書類選考を確実に通過して、スタート地点に立つことが重要なことがお分かりいただけましたか。
書類選考で確実に選び抜かれること
書類選考の通過率を上げるために書類選考の役割について解説します。
書類選考の目的は足切りと選抜の2つの役割があります。
足切りは経歴に左右される
まず、『足切り』について。
多くの応募があった場合、全て読むことができないため一定条件(足切り)を設けて、読まないで選考を落とす場合があります。
一定条件とは、たとえば職歴や学歴、所属していた学部、年齢、留年・浪人歴など。
足切りは書き方のテクニックではどうしようもなく、これまでの実績に左右されてしまいます。
ここでは、書類として対策をとることはむずかしいでしょう。
選抜で気をつける2つのこと
そして、足切りをくぐり抜けたら、『選抜』があります。
選抜は、企業が書類を選んで通過させます。
書類のチェックするポイントは以下の2つ。
・企業の求める人材と自己PRが一致するか
誤字脱字しないなんて、当たり前のことですけどちゃんとチェックしていますか?
経歴を間違えるなんてもってのほかですよ。
転職活動は一生に一度の大切な場ですから、書類選考の誤字脱字することは仕事の大切な場面でも失敗をすると企業に捉えられてしまいます。
また、選抜されるためには発見されないといけません。企業にとって魅力的な経験やスキルを持っていたとしても、書けていなかったり、他に埋もれてしまうような書き方では意味がありません。
あなたが企業にとってどんな価値があるのかを売り込むように、自己PRすることが大切です。
そのためには、企業の求める人材を研究すること。
企業のホームページや求人サイトで情報を入手し、求める人材に合わせて自分の経験やスキルを記載しましょう。
選抜 …書き漏れや誤字に注意、自己PR
履歴書と職務経歴書を書くポイント
企業の採用担当が書類で何をチェックしているかがわかったところで、提出する書類に合わせて具体的に対策していきましょう。
主に応募者が出す必要書類は「履歴書」と「職務経歴書」の2種類です。
履歴書はこれまでの経歴を記した書類です。
学歴や職歴、住所などを記載するわけで、ほとんど書くことは決まっています。
職務経歴書はこれまでに在籍した企業で、どのような業務を経験し、どのような成果をあげてきたかを記載する書類です。
履歴書も職務経歴書もどちらも正しい情報を書く必要がありますが、職務経歴書の方が自由度が高く、より選考でアピールすることができます。
つまり、職務経歴書で受かる魅力的な書き方を知っているかが選考の合否を左右することとなります!
ここでは、それぞれの書く際のポイントを紹介します。
履歴書の書くポイント
履歴書で書く内容は以下のとおり。
・学歴、職歴
・免許、資格
・志望動機
・備考欄
・配偶者のの有無
・通勤時間
以下で、書くポイントについて紹介します。
PCで作成する
履歴書の書く方法として、手書きかPCかで悩む人が多いようですが、基本的にPCで構いません。
手書きは字が汚い、見づらいなどの減点につながるため、行間や文字の大きさなど見やすい書類を作成できるPCをオススメします。
ただし、企業から手書きで提出するよう指示がある場合は指示通り手書きで提出しましょう。
志望動機をしっかり書く
志望動機は、履歴書で自由に記載する事ができる欄になります。
志望動機を書く上で大切なことは2つ。
・なぜうちの会社なのか(定着)
・前職のスキルが活かせるか(活躍)
志望動機は、抽象的な理由や曖昧な記述を避け、「なぜ競合企業ではく、うちの会社なのか」を明確にわかりやすく書く事が重要です。
過去の経験に基づいた具体的な志望動機が理想です。また、一方的な思いを伝えるだけでは、採用担当者の心には響きません。
応募企業が求めている人材を踏まえ、過去の職務経歴を応募企業の職務で活かせるように書きましょう。
抜け漏れ・誤字脱字なく記載
そして、履歴書を書くうえで重要なポイントは漏れがなく正確に記載することです。
「そんなことは当たり前」と思われた方も多いかとは思いますが、仕事をしながら転職活動をしていると、忙しくてチェックが疎かになってしまい、意外と見落とします。
学校や会社に在籍していた期間など細かい誤字脱字がないように、しっかり読み直してから出すようにしてください。
貼付する写真は明るく綺麗に
顔写真はとても重要です。
それは、採用の合否を最も左右するのが第一印象だからです。
つまり、添付されている写真の印象が良いか悪いかで採用の合否に大きく影響してきます。
まずは、明るい表情で撮ることです。
証明写真の機械で撮っていると暗い表情になってしまいますが、爽やかな笑顔で写ることが望ましいです。
また、証明写真の機械でなるべく撮ることです。
今では、最新機種のスマートフォンで撮ると、とても写りがよく見えますが、自撮り画像は避けておくべきです。
どうしてもという場合は、白い背景の前に座って、他の人に撮ってもらうようにしましょう。
・志望動機をしっかり書く
・抜け漏れ、誤字脱字なく記載
・貼付する写真は証明写真機で明るい表情で
職務経歴書の書くポイント
つづいて、職務経歴書について。
職務経歴書に書く内容は基本的に次の4つです。
・職務経歴
・活かせる資格、経験
・自己PR
ここをしっかりおさえて、他のライバルと差をつけましょう!
職務要約で大まかにあなたを伝える
職務要約は職務経歴を簡単にまとめた項目です。
書き方としては、基本的に会社名→過去の担当業務→今の担当業務の流れで書きます。
字数に余裕があれば、仕事によって得られた成果や評価を記載するとベストです。
文字数は長くても300文字に収めてください。
職務経歴書の最初に書くため、大まかにあなたのことを知ってもらうように書きましょう!
職務経歴は抜け漏れや誤字脱字なく記載する
まずは、履歴書と同様に抜け漏れや誤字脱字のないように注意して書きましょう。
また、人によっては「あまり重要でないプロジェクトだったし……。」と全てを記載せずに職務経歴書でアピールしたい項目を抜粋して書きがちです。
しかし、これだと経歴の中で、何も仕事をしていない時期が出てきてしまいます。
適当に作っていると思われてしまったり、何か隠していると思われないように、漏れなく職務経歴を記載していきましょう。
また、職務経歴書の枚数を2枚にすることに拘らずに、今まで経験してきたことをしっかり伝えるようにしましょう。経歴が多い場合は5、6ページに渡っても問題ありません。
ただし、無駄がないようにチェックしましょう。

20代や30代前半なら2枚程度!
職務経歴では具体的に実績や成果まで記載
職務経歴は社外や異業界の人が見るわけなので、なるべく具体的に数字を用いながら書くようにしましょう。
業務を書くだけでも、何を、どのように、どこまで、どれくらいの期間で、どのくらいの数を等、具体的に書いて、誰が見てもわかりやすい記載を心がけましょう。

一連の業務で、どんな工程を担当していたか、書かないと伝わらないよね……。相手の目線に立って書こう!
職務経歴は、結果(実績)が重要です。過程については面接で深掘りして聞かれます。例を挙げると、
「目標は10%だったが12%向上を達成し、売上を伸ばした」
「週1回の訪問を2ヶ月粘り強く欠かさず、続けたことで契約できた」
具体的に書くことで、読んでいる採用担当もイメージがつきやすく、あなたの活躍を見る事ができます。
自己PR欄で会社の求める人材であることをアピール
採用担当者は自己PR欄から
・自社でどのように活かせしてくれるのか
を見ています。
自己PRの書き方は自由ですが、アピールする内容が企業でどう生かせるかまで記入しましょう。
また、実務スキルだけでなく、コミュニケーション能力・責任感・行動力など人物的に魅力かどうかも重要です。
最後にもう一度、職務経歴書を書くポイントをまとめておきます!
・職務経歴は抜け漏れ、誤字脱字なく記載
・具体的に数字を用いながら成果を記載
・会社の求める人材であることを自己PR
選考書類を書く前に準備すること
書類を書くうえで、重要なポイントがわかったかと思います。
しかし、いきなり書き出すのは待ってください!
書類を書き始める前に、以下の準備をしておきましょう。
これまでのキャリアを振り返る
時系列で、勤務先ごとに、「どんな仕事を」「誰に」「何のために」「どれだけ」「どうしてきた」の要素で仕事内容を書き出してみることをおすすめします。
これによって、経験してきた業務だけでなく、自分が得意とする分野、身に付けたスキルなどを整理することができるでしょう。
また、仕事での成果や実績、評価されたことや自分の特徴、仕事への取組み方なども書き出してみるのも良いでしょう。
志望企業との接点を見つける
職務経歴書を書く際、企業側からみて採用したいと思えるかどうかを考えることが重要です。
入社を希望する企業・職種の仕事において、どのような人が活躍できるか想像してみましょう。ホームページに「求めている人材」を書いている企業も多いです。
このように、これまでの経験や培った能力と求められる人材を重ね合わせることで、志望企業で活かせる力が見えてきます。
転職エージェントを登録する
転職エージェントを書き始める前に登録しておきましょう。
書類選考に役立つメリットは以下のとおり。
・書類の登録後、添削を受けられる
・登録した書類で書類選考を受けられる
私はエージェントを登録してから、そのまま職務経歴書を書き、添削してもらったおかげで書類選考までスムーズに進めることができました。
自分では書けていると思っていても、人に見てもらうと全然うまく書けていなかったり、誤字脱字が見つかることはよくあります。
書類を作成する上で、私が個人的に使いやすいと思った転職エージェントはリクルートエージェントでした。
必要書類を職務経歴書エディターで最初に作成しておくと、添削をすぐに受けられます。
そして、完成したものをダウンロードできる仕組みになっており、他の転職エージェントでも様式をそのまま使いまわせます。
まだ登録していないのであれば、最初に登録しておいてみてはいかがでしょうか。
・書類のチェックを早い段階でしてくれる
・求人数や実績はNo.1で、全国を網羅
公開求人数も非公開求人数も一番多いので登録しておいて損はないでしょう。
詳しくはこちら。
リクルートエージェント
他にも、エージェントのおすすめを紹介しているので気になる方はこの記事をチェックしてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、書類選考に受かる書類の書き方について説明していきました。
・志望企業との接点を見つける
・転職エージェントに登録する
・志望動機をしっかり書く
・抜け漏れ・誤字脱字なく記載
・貼付する写真は証明写真機で明るい表情で
・職務経歴は抜け漏れ、誤字脱字なく記載
・具体的に数字を用いながら成果を記載
・自己PR欄で求める人材であることをアピール
実際、人の魅力は直接会って話をしてみないと伝わらないものです。
そのためにもまずは面接まで進まなければなりません。
書類選考のポイントを押さえて、まずは面接のチャンスを掴み取りましょう!

こちらの記事は面接対策について書いてるよ。面接の流れを押さえよう!

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