
激務過ぎて、公務員を退職したい……。
公務員の仕事が思った以上に激務
残業の少ない部署だったのに、激務の部署に異動になった
上司への圧力が強くて激務から逃げれない
こんにちは、みに丸です。
公務員は定時で帰れる部署もあれば、毎日夜中まで仕事をする部署もあります。
今いる部署があまりにも激務で、身体的にも精神的にも苦痛を感じている方もいるかもしません。
そして、激務が理由で退職を考えている方はいらっしゃいませんか?
今回は、激務で悩まれている方へ、将来どうしたらいいかを考える判断材料にしてもらえたらと思い、記事を書いております。
激務で疲れていると判断が鈍くなってしまうと思います。
公務員を辞めることは別に悪いことではないですが、安易に退職してしまうと後悔する可能性があるので注意が必要です。
私は県庁と国家公務員を経験したのち、民間へ転職しました。
当時の自分と同じように悩んでいる方に、今回の記事が少しでもプラスになると幸いです。
それでは、本題に入ります。
公務員を辞めたくなる理由
激務が理由で公務員を辞めたい方もいるかもしれませんが、理由はそれだけでしょうか。
一度公務員になるとなかなか辞めにくいですが、公務員を続けることが苦痛な人も多いと思います。
『公務員を辞めたくなる理由』は以下の通り。
・激務に耐えられない
・頑張りに対して薄給
・職場の人間関係がつらい
・やりがいを感じない
・責任が大きすぎる
・スキルが身に付かない
激務に耐えられない
休日も気が休まらないくらい激務でしんどい部署も中にはあります。
・毎月の残業時間が80時間を超える
・休日出勤がずっと続く
・寝るまでずっと仕事や上司のことを考えてしまう
激務の状況だと、ずっと仕事のことを考えないといけない状況になります。
繁忙期だけ残業が多いならなんとか乗り切れるかもしれませんが、長期間残業ばかりしていると気が休まらず、精神的にもつらいでしょう。
あなたの職場は激務じゃないですか?
残業や激務な環境が当たり前になって、言われないと気づかないことはよくあります。
この記事では激務の基準や対策について詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

頑張りに対して薄給
給料に不満を感じて辞めたくなる人もいるかもしれません。
ご存知の通り公務員の初任給はあまり高くなく、年功序列で30代後半になるまで、中々給料は上がりません。一方で、民間の同期は100万円以上多く稼いでいたりします。
県庁や国で大きな事業で一緒に仕事する、コンサルや委託業者は私たちより何百万と多く稼いでいることも多々あり、やるせない気持ちになることも……。
仕事があまり忙しくない部署で働いている場合は、プライベートが充実する分、不満に思う人はいないかもしれません。
しかし、先ほど述べたような激務の環境だと、部の予算分の残業代がなくなり、満額でないことも多々あります。
頑張りに対しての給料が低いと、民間への憧れも強く感じます。
職場の人間関係がつらい
公務員を辞めたくなる理由に、人間関係のトラブルは多いです。
・短い期間で、ハードな課題を出してくる上司
・いつも周囲のトラブルの種になっている年配の主事
・忙しくて、すぐにイライラする先輩
など、公務員の人間関係は意外に難しいです。
公務員ばかりの話ではなく、どこへ行ってもいろんな人がいて、人間関係の問題は発生すると思います。
ただ、公務員の場合は一度採用されると仕事をしなくてもクビにはならないため、一般の企業よりも人間関係での問題は発生しやすいかもしれません。
私も、あまり仕事に慣れていない時に、先輩に強く言われ過ぎて、つらいと思う時期もありました。
仕事にやりがいを感じない
最近は、若い世代(20代、30代前半)の多くが辞める理由となっているのが「やりがい」です。
仕事が大変でも、自分の仕事が誰かの役に立っている実感があれば頑張れるかもしません。
仕事のための仕事や、事務処理ばかりをしていて、やりがいがなく感じる人は多いと思います。
私はやりがいのために仕事をすることは大切だと思います。
生活費を稼ぐために仕事をすると割り切れる人はいいのですが、そうでない人は公務員として定年まで35年近く勤めることはきついと感じるかもしれません。
県庁と国家公務員を経験して。
特に、霞ヶ関に居た時に、強く思ったことですが、先生方や官吏(議員や管理職の偉い人)への説明資料作りにはいつも苦労しました。
資料作成で何十枚もの使わない資料を作成するために、何日も深夜まで残業します。
「政策を通して国を良くしたい」「住民の為に、働きたい」という強い気持ちがないと、成果の見えにくさに、苦痛に感じてしまいます。
責任が大きすぎる
責任が大きい仕事は気持ちが休まらない場合もあります。
大規模な事業を担当すると、土日も仕事をしたり、家にいる時や夜中でも連絡がくることがあります。
公務員は縦割りが強いため、自分にしか把握していない仕事も多く、実質的な責任を自分が負わなければならないこともあります。
真面目な人ほど責任感やストレスでつぶれてしまい、結果として仕事をこれなくなる人も多くみてきました。
スキルが身に付かない
公務員の仕事は、幅広く専門性を身につけることが難しいです。
その部署だけに必要な法令やスキルがあるため、長期的なスキルが身につかないため、転職を考える人もいるかもしれません。
将来的に自分が今している仕事があるかわからず、しっかりと自分のスキルを持っておきたいと思う人は増えています。
また、公務員は早いと2年程度で全く異なる部署へ異動になってしまうため、一から仕事を覚えないといけないことに抵抗を感じる人も多いかもしれません。
激務で辞めたいと感じているあなたへ
『公務員を辞めたくなる理由』について紹介しました。
仕事が忙しいだけなら、なんとかなるかもしれませんが、人間関係や責任が重い仕事、やりがいがないなど、複数の要因が重なると不満に思うことも多いでしょう。
では、激務な職場に配属されて、公務員を辞めたくなったらどうすればいいでしょうか。
辞めたい理由は激務だけか確認
辞めたい理由が激務だけなら、公務員を辞めない方が良いです。
なぜなら、激務は異動や職員の追加・応援で解消されるからです。
この状況で公務員を辞めてしまうのはリスクが高いです。例えば、
・30代を超えると公務員以外への転職が難しい
・転職できたとしても給料が下がる可能性が高い
ことなどから、安易に転職を考えることはおすすめしません。
ただし、所属している省庁や自治体の全ての職場が激務な場合は、他の公務員への転職や民間への転職を考えないと逃げ場がない可能性があります。
まずは辞めなくてもいい方法を考えましょう。
周囲に仕事を手伝ってもらう
激務の職場は、仕事量に対して人手が不足している場合が多いです。
直属の上司や、課長へ困っていることや業務量の調整を相談しましょう。自己申告の場を借りて相談するのも選択の一つです。
時期にもよりますが、人事配置を要求する時期なら仕事量に見合った人員を要求してみることをおすすめします。
次年度から、人員が追加されるかもしれません。
異動の相談や長期休暇をとる
自分が耐えきれないと思った場合は、病気休暇や休職などをとったり、他の部署への異動希望を出すことで問題は解決できると思います。
人事評価に影響がでるから嫌と思うかもしれませんが、無理をして働いて体調を崩すよりは、周りに相談したり、休むべきです。
それでも、責任感がある人は、仕事を続ける人もいるかもしれません。
ですが、自分がいなくても仕事は回ります。
誰かに迷惑をかけたと後悔するなら、別の職場で成長して、将来組織に貢献すればいいと、前向きに考えましょう。
複数の理由で公務員を辞めたい
公務員を辞めたい理由が激務だけであれば、辞める以外の選択肢もあるのではないかと提案しました。
しかし、冒頭で紹介したように、他にも
・やりがいのある仕事を探したい
・スキルが身につかない
・定年まで公務員を続けるのは嫌だ
と考えている場合。
自分のしたい仕事や専門性が身につく民間企業への転職を視野に入れて、退職準備をはじめてもいいかと思います。
特に、民間への転職はなるべく早い段階で、行動しないと手遅れになる場合があります。
公務員の退職 ~最初の一歩~
公務員辞めたいと思ったら、退職前に考えるべきことがあります。
・家庭や身の回りのこと
・安定を捨ててもいいか
・今後の仕事について
・退職時期を決める
では、具体的に解説していきます。
家庭や身の回りのこと
今、あなたが辞めることで影響を受ける人はいますか?
それぞれ事情はあると思います。家庭や家族に心配をかけるかもしれません。
また、あなたの収入がなくなったときに困る人がいたり、自分の生活ができなくなるようなら考えなければなりません。
退職後の身の回りをイメージしましょう。
安定を捨ててもいいか
大変な公務員試験を合格してせっかくなれた公務員ですが、本当に辞めてもいいですか?
公務員にも良いところはあります。
・安定した給与とリストラなどリスクがない
・退職金や年金でで老後2000万円問題をクリアできる
・ローンや賃貸などで信用がある
また、一度辞めてしまったら、戻りたくても戻れません。また難しい公務員試験を合格するしかありません。
辞めるのはもったいないか悩んでいるなら読んでみてください。
きっと参考になるかと思います。
今後の仕事について
もし自分が公務員を辞めた場合、
「今後、どうやって働くか?」
ということを、真剣に考えなければなりません。
やりたい仕事や身につけたいスキルがある方は、具体的に考えていきましょう。
転職を考えるのであれば、「激務じゃない」という基準だけで会社を選ぶことはダメです。
例えば、
・残業ない会社なら公務員より給料が安い
・基本給が高くてもサービス残業が横行している
・人間関係が劣悪
というように今抱えているものと同じ悩みを繰り返す可能性もあります。
そして、何より転職するためのスキルや強みがなければ、今よりも良い会社に転職することは難しいです。
少し厳しい言い方になりましたが、それくらい覚悟して退職に臨むとをおすすめしました。
ただ、人によっては、よりよい環境に転職できる人もいるので、前向きな気持ちで当たって見るのはありだと思います。
退職時期を決める
退職時期はしっかり考えましょう。
できるだけ、損をしない時期に辞めたいですよね。
主に考えるべき点は、以下の3つです。
・退職金
・ボーナス
・有給休暇
退職時期によって、これらを損する場合があります。
以下に、おすすめの退職時期について詳しく書いていますので、気になった方はご参考ください!
まとめ
今回は、激務で辞めたい時に辞めるべきかについて解説しました。
激務な職場で続かないと感じた場合は
→激務だけが辞める理由の場合は退職を考え直そう
→激務以外にも理由がある場合は退職の一歩を進める選択も有り
公務員を辞めたくなる瞬間は、多くの方が通る道だと思います。
すぐに行動し退職を決断できる人。最後までがんばる人。
人それぞれの考えや、周囲の環境によって決断は異なると思います。
私が公務員から民間へ転職して感じることは、
・公務員は地域の人々の為に役に立つ誇れる仕事
・一方、民間も人の役立つ仕事も多く、利益も追求できる
・どちらが合うかはやってみないとわからないし
・転職したら意外となんとでもなる
・やりたいことをチャレンジしないのはもったいない
挙げるとキリがありませんが、案外どうとでもなります。
公務員は真面目で誠実な人じゃないとなれません。
その長所を転職で活かすも、定年までコツコツ続けるも、あなた次第です。
自信を持って、一歩を踏み出しましょう!

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