【公務員から民間へ転職】面接の流れと聞かれる質問について解説!

公務員から転職

公務員から民間へ転職するけど面接大丈夫かな。どんな流れで何を聞かれるのか教えて!

転職の面接って何を聞かれるの?
面接の流れがわからない。
公務員からの転職で聞かれることは?

こんにちは、元公務員のみに丸です!

公務員から転職するために転職活動を始め、ようやく書類選考に合格した皆さん。

面接対策は進んでいますか。

今回は上記のような悩みに対して、“転職での面接の流れや聞かれること”を解説します。

これから、面接を予定している公務員の方は、ぜひ読むことをおすすめします。

既に、対策を終えている方も最終チェックしてみてください!

・企業の面接官が見ていること
・面接での大まかな流れ
・民間への転職で聞かれた質問
・面接対策を確実に進めていく方法

この記事を読んでわかること

私は20代後半で公務員から民間を受けて、複数の内定をもらった経験があるのですが、今回解説する流れや質問にほとんど当てはまりました。

人事も何人もの求職者を見てるわけですから、同じような流れに収束してもおかしくありません。

面接での重要なポイントを紹介していきますので、最後までお付き合いください。

企業の面接官はここを見ている

まずはじめに、面接官はあなたを2つの観点から見極めています。

それは「活躍」「定着」です。

活躍:求める人材とマッチしているか
定着:会社で長く働いてくれそうか

面接官はここを見ている

活躍:会社の求める人材とマッチしてるか

まず、「会社の求める人材」と「あなた」がマッチしているかによってあなたが活躍できそうな人材かを確認します。

わかりやすくいうと、あなたのこれまでの実務経験やスキルが会社で活かせるかを見ています。

面接官はあなたの職務経歴書を深掘りして聞くことで、「これまでの経験」や「スキル」「活躍してきたこと」を聞き、うちの会社でも同様に活躍できるか「再現性」を確認しています。

「2分ほどで自己PRしてください。」と言ってくる面接官もいて、そういった質問からあなたのことを見極めています。

定着:会社で長く働いてくれそうか

そして、定着です。

これは会社を辞めずに長期的に働き続ける気持ちがあるかを確認しています。

後述しますが、会社は長期的に勤務してもらうことで採用コストをかけた分以上の貢献をしてほしいと考えています。

そのため、「あなたが考える長期的なキャリアプラン」が会社に合っているかどうかを面接官はみています。

これは、転職理由や志望動機、「あなたのなりたい将来像は?」「5年後、10年後のキャリアプランは?」といった質問などで確認されます。

短期で辞めてしまうことは、会社にとっても、あなたにとってもデメリットになるからね。

面接の流れと聞かれること

次に「面接の流れ」と「聞かれること」を解説していきます。

・入室と自己紹介
・自己PR(職務経歴)
・転職理由
・志望動機
・逆質問

面接の流れ

入室と自己紹介

まずは、入室と自己紹介についてです。
このあたりは、一般的な転職の面接と変わらないです。

・自分の番がきたら軽くノック
・「どうぞ」と呼ばれて入室
・面接官の方を向いてから挨拶
・面接官に促された後に着席
・相手の指示により自己紹介

自己紹介は簡潔に答えましょう。

場合によっては1、2分の指定あったり、次で解説する「自己紹介と自己PRを簡潔にしてください」と言われる場合もあります。

(例)「〜と申します。本日はお時間いただきありがとうございます。私は〇〇県〇〇課で〇〇の業務を担当しています。日々、〇〇をしていますので〇〇を得意としています。本日はよろしくお願いします。」

自己PR

面接のはじめの方に、あなたの概略がわかるように自己PRを求められることが多いです。

面接官は自己PRによって「会社の求めている人材か」「長期的に活躍してもらえるか」をみています。

自分自身をアピールするためには、以下の3つを必ず伝えるようにしましょう。

・どんな強みが身についたのか
・具体的に何をやって身についたか
・企業に強みをどう活かせるのか

自己PRのポイント

自己PRの作り方は以下のとおり。

1. キャリアを棚卸しして強みを書き出す
2. 志望企業の求める人物像を理解する
3. 具体的にエピソードとしてまとめる

自己PRをつくる手順

志望企業が求める人材に合わせて自分の経験やスキルを答えることがポイントです。

また、できる限り簡潔に回答するのが基本です。

面接官は回答に対して自分の興味のあるところに、深掘りして質問します。

①回答で面接官に疑問を持たせる
②さらに質問してくれば具体的に答える

質問をうまく誘導し、自己PRにつなげます。

少なくとも、職務経歴書に書いている内容は何でも答えられるようにあらかじめ準備しておきましょう。

自己PRに関する詳細記事はこちらで解説しているので、気になる人はチェックしよう!

自己紹介を含めた自己PR

自己紹介と一緒に自己PRも話すよう言われた場合には、話す内容が多くなるため、要点を伝えるように簡潔に話ましょう。

気になる部分や具体的な内容については、面接官が掘り下げて聞いてくれます。

例としては以下のとおり。

(例)〜と申します。本日はお時間いただきありがとうございます。
私は〜を卒業し、◯◯県庁に入都しました。現在は、○○課で〜を担当しています。〜を進めてまいりました。
また、私はこれまで、△△課で2年、〜に関する業務をしておりました。そこでは、〜を行いました。
これまで得た強みは、情況把握力、調整力、コミュニケーション力と自負しております。
本日はよろしくお願いします。

例のように3つの強みを事前に用意しておき、どれについて聞かれても答えられるように準備しておこう。

職務経歴

自己紹介で話す内容にもよりますが、自己PRではなく「これまでの職務経歴について、簡単に教えてください」といった質問をされます。

職務経歴を聞かれている間は、自己PRのチャンスです。

これまでの経歴はダラダラと話さず、端的に答えるようにましょう。

結局のところ、面接官は経歴の先の「あなたの強み」を知りたがっています。

相手に質問させて、あなたの強みをアピールしましょう。

経験について話す時は、数や実績、苦労したこと、そこから学んだスキルなど、具体的に答えられるように対策!

転職理由

必ずといっていいほど聞かれるのが「公務員を辞める理由」

やはり、「公務員=安定=なかなか辞めない」というイメージを持たれるためこのような質問がよくされます。

面接官は転職理由を聞いて、

・話(志望動機)に一貫性があるか
・あなたがすぐに辞めてしまわないか

を判断します。民間でも本質は一緒。

「志望動機と一貫性」を持たせて、「長期的に活躍できる」と思わせるような転職理由を作ることが望ましいです。

そのために、以下のポイントをおさえながら作ってみましょう!

・客観的に見て転職する程の理由か
・解決しようと自分なりに行動したか
・入社すれば転職理由を解決できるか
・ポジティブに伝えられているか

転職理由をつくるポイント

転職理由にはネガティブな言葉が出てきそうな場面ですが、公務員の愚痴になってしまってはいけません。

転職理由をまだ作れていない人は、以下の手順で作ってみましょう。

1. 転職のきっかけを言葉にする
2. 悩みや問題の正当性を確かめる
3. 解決するために行動はしておく
4. 転職することで悩みを解決できる

転職理由をつくる手順

転職理由について詳細が知りたい方はこちら!

志望動機

志望企業で長く働き続ける熱意があるかを確認しています。

・転職理由からの一貫性
・転職理由=会社の魅力
・自分だけのオリジナルが必要

志望動機をつくるポイント

面接官に、長いこと活躍するつもりがあることをアピールする必要があります。

そこで、転職理由=会社の魅力

ゼネコンに技術職で転職したい公務員の人を例に書いてみます。

施工管理や審査業務として携わる中で、指示や審査確認するだけでなく、自社の建物を設計段階から1から携わることができる、施工管理の業界に転職したいと考えた。

転職理由

そんな中、A社の施工した建物へ足を運んだ際、○○に感動した。〜な点で、他の会社と差別化を図っていると考えている。私も御社で施工管理業務に関わることで、自分のスキルを活かしながら、〜な施設を造りたいと思った。

会社の魅力

だからこそ、〜ができるA社を志望している。〜のスキルやこれまでの行政経験を活かすことで、御社に貢献できると考えている。

合致+自己PR

転職理由と志望動機をしっかりリンクさせて考えましょう。

志望動機の作り方については、こちらの記事で解説しています。

逆質問

業界のことをしっかり研究しているかアピールする機会になります。

たとえば、

「同じ業界の会社と比べて御社は〇〇の点で差別化していると思うのですが、他にも大きな差別化しているポイントはあるのでしょうか。」

と言ったように、業界と他の会社の違いを研究している前提で、その企業に関心があることをアピールしましょう。

他には、

「御社のホームページを拝見したところ、〜の分野に特化していると認識しているのですが、今後最も注力していく分野を教えてください。」

など、HPには掲載されてない内容で、企業について疑問に思う点をあらかじめ用意しておくといいです。

「企業研究が足りていないな」と思われる質問はNGです。

「もし、御社に内定をいただけましたら、入社までに勉強しておいた方がいい資格などはありますか。」

という質問は、入社意欲が強いことをアピールできるのでおすすめです。

 

「予想外の質問が来たら?」
勢いで答えると整理できてないことを話してしまう恐れがあります。まずは、質問を反復したり、「時間をください」と言って落ち着いて考えましょう!

面接を確実に突破するために

公務員の方が民間企業へ転職する際に、全て1人で進めていくことは非効率です。

情報収集に時間がかかることはもちろんですが、自分の選考対策が間違っていないか確認してもらうことも必要です。

ただでさえ公務員からの転職はむずかしい面が多いので、1人で悩んでしまうことがないようにすべきです。

公務員は転職エージェントの活用が必須

私も転職活動の際は何社も登録しましたが、転職エージェントへの登録は必須です。

企業が求めている人材像を知っているので、書類選考や面接においても多くの情報を効率よく得ることができます。

その他、無料で以下のようなサポートを受けることができます。

・求人情報の紹介
・職務経歴書、履歴書の添削
・面接の練習
・内定後の条件交渉

転職エージェントでできること

また、面談を多く行うことでこれまでのキャリアや自信がどうしたいのかが整理できます。

自分ではいいにくい年収の交渉などもしてくれるので活用しない手はありません。

私も転職活動で登録したおすすめのエージェントはこちらになります。

・求人数No.1と無料セミナーなどの支援が多い
リクルートエージェント
・満足度NO.1 で総合的に使いやすい
doda
・20代や未経験業界への転職を目指すなら
マイナビエージェント
・ハイクラス転職に強い大手サービスなら
JAC Recruitment

全て無料で登録できますので1人で悩んでしまっている方は活用し、転職活動を成功させましょう。

自分に合うエージェントを探すために、複数のエージェントの担当と面談してみるとサービスの違いがわかります。

2、3社ほど登録してみるのがおすすめ。

ここでは公務員におすすめの4社を紹介します!

リクルートエージェント


・アプリやマイページが便利
・サポート対応が早くて手厚い
・企業は幅広く、全国を網羅している

リクルートエージェントは転職支援実績と求人数がNo.1です。
公開求人数も非公開求人数も10万を超えています。とにかく圧倒的な求人数なので登録しておくといいでしょう。

また、大手なだけあって、面接対策もしっかりしていますよ。

詳しくはこちら。
リクルートエージェント

doda

・キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
・自分の給与相場がわかる(年収査定診断)
・大手から中小企業・ベンチャー企業まで幅広い

dodaエージェントの大きな特徴は、求人数が多く、総合的に幅広く揃っていることです。

また、リクルートエージェントとは非公開求人があまり被ることなく、どちらもよく活用しました。

エージェントは、求職者の職域で担当が分けられているため、これまでの傾向や対策を情報共有してくれます。

転職経験がなかった私にとっては、相談によくのってくれたので本当に頼りになりました。

詳しくはこちら。
doda

マイナビエージェント

・20代~30代、第二新卒の転職に強い
・関東、関西、東海の主要エリアの求人を網羅
・ベンチャーから大手企業の非公開案件が多数

マイナビエージェントのいいところは第二新卒や若手など20代の求人に対して特化しているところです。

若手特化の転職エージェントの中では、圧倒的な求人数になります。

また、20代に信頼されているエージェントNo.1(HPより)です。

未経験業界への転職活動を検討しているなら、まずはマイナビエージェントに登録することをおすすめします。

もちろん無料なので活用してみてください。

マイナビエージェント

JAC Recruitment

・ハイキャリア転職に強い大手エージェント
・担当と企業との関係が強く企業情報が圧倒的
・半分以上が質の高い非公開求人

JAC Recruitmentは20代後半から40代にも対応しておりハイクラスの転職におすすめです。

私は現在、JAC Recruitmentを通して内定をもらった会社に勤めているのですが、入社までサポートが充実していてすごく頼りになりました。

JAC Recruitmentは上記の2社と比べると名前を聞いたことがない方もいるかと思いますが、しっかりと歴史もある大手です。(1988年設立、東証1部上場)

ハイキャリアの案件がとにかく多く、リクルートエージェントやdodaといった他の大手総合エージェントでは紹介してもらえなかった案件も紹介してくれます。

ただし、現時点でそれなりのキャリアを要求される(具体的には年収500万円以上が目安)案件が多いため、登録時点で審査があります。

公務員で年収をあげたいと考えている方や管理職の方にはおすすめの転職エージェントですよ。

詳しくはこちら。
JAC Recruitment

まとめ

今回は、面接の流れと聞かれる質問について解説していきました。

活躍:求める人材とマッチしているか
定着:会社で長く働いてくれそうか

面接官はここを見ている
・入室と自己紹介
・自己PR(職務経歴)
・転職理由
・志望動機
・逆質問

面接の5つの流れ

公務員から転職しようとも、民間から転職しようとも、質問の本質は変わりません。

ただ、公務員からの転職はネットで探しても例文や参考記事が少ないので、勉強しにくいです……。

各質問内容についても細かく別記事で解説しているので、ぜひチェックしてください!

面接で聞かれる内容はある程度パターン化されているので、準備して声に出して練習すれば大丈夫。

では、また!

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