
どうやって転職活動を始めればいい?
なるべく効率よく転職活動を終わらせたい
公務員から転職したいけど、何から始めるのかわからない
転職の始め方を知りたい
こんにちは!みに丸です。
「公務員から転職したいけど始め方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、「転職の始め方(公務員編)」について解説します。
転職活動の始め方を間違えると、無駄な時間を使ってしまい、自己分析や面接対策など時間をかけるべきことに時間がかけられないという状況に陥ってしまいます。
転職と仕事を両立するつもりであれば、なおさら効率よく転職活動を進めることをおすすめします。
私は、県庁と国家公務員を経て、大手の民間企業へ転職した経験があり、数社の内定をもらって、今の会社へ転職しました。
転職活動では徹底的な自己分析のほか、転職エージェントと何度も面談してもらい、転職に関する書籍を読み勉強してきました。
それでも「こうしておけばよかった」と思うことがあったので、公務員から転職したいあなたには、スムーズに転職をすすめてもらいたいと思い、筆をとっています。
この記事で読んでわかることは
・転職活動で参考になる記事の紹介
・転職活動で得られること
この記事を読めば、転職活動でまずやるべきことが具体的にわかり、転職活動をスムーズに始めることができます!
マニュアルとして作成したので、わからないことがあればこの記事に戻って読むことで、悩みを解決しながらスムーズに転職活動を進めることができます。
ぜひ、転職の参考にしてください!
それでは、本題に入ります。
転職活動の始め方
転職活動の始め方は以下のとおりです。
2. 転職エージェントに登録する
3. 退職時期を決める
4. 志望企業を見つけてリサーチ
5. 履歴書と職務経歴書を書いて応募
6. 面接を受ける
7. 転職の悩みを解決していく
順番に解説していきます。
1. 転職の軸を考える
転職活動する上では「転職の軸」が重要です。
公務員を辞めたい理由は人それぞれで、部署やその時にいる周りの人など環境によっても変わってくるでしょう。
まずは、なぜあなたが公務員を辞めて転職したいのかを考えることが大切です。
面接選考でも採用担当が、
「なぜ転職・退職しようと思ったの?」
「辞めなくても、いいのでは?」
といった質問を投げてくるでしょう。
あなたが「転職してまで叶えたいこと」をイメージすることで企業や業界を探す方向性に目処がつき、スムーズに転職活動を進めることができます。
ただ、この時点で「公務員を辞める決意」をする必要はないんです。
転職するかは内定の返事をするまでに決めれば大丈夫だから。
まずは、あなたが転職して叶えたいことをしっかりと決めることが大切です。
あらかじめ、叶えたいことと妥協していいことを決めておくと、入社後に後悔がなくなりますよ!!

2. 転職エージェントに登録する
次に、転職エージェントに登録します。(私たち求職側は無料)
転職エージェントに登録するメリットは以下の通り。
・求人の紹介
・履歴書や職務経歴書の添削
・面接日程の調整
・面接時のアドバイス
・業界や職種、企業に関する情報の提供
・年収交渉
この記事を見ている方の多くは転職初心者で、どのエージェントに登録すれば良いかわからないと思います。
転職エージェントのメリットやデメリット、使い方の注意点についてまとめた記事も参考ください!

ここでは公務員にもおすすめの転職エージェントを厳選して3社紹介しておきます。
1社だけでなく2.3社は登録し、他社と比較しながら使いやすい会社を選ぶことが大切です。
リクルートエージェント
・サポート対応が早くて手厚い
・企業は幅広く、全国を網羅している
リクルートエージェントは転職支援実績と求人数がNo.1です。
公開求人数も非公開求人数も10万を超えています。とにかく圧倒的な求人数なので登録しておくといいでしょう。
また、大手なだけあって、マイページがしっかりしています。
例えば、必要書類を職務経歴書エディターで初めに作成しておくと、添削をすぐに受けることができ、完成したらダウンロードできる仕組みになっています。
他の転職エージェントでも様式をそのまま使いまわせるので、最初に登録してよかったと思いました。
求人数はかなり多いので、定期的にチェックしておくことをお勧めします。
詳しくはこちら。
リクルートエージェント
doda
・自分の給与相場がわかる(年収査定診断)
・大手から中小企業・ベンチャー企業まで幅広い
dodaエージェントの大きな特徴は、求人数が多く、総合的に幅広く揃っていることです。
また、リクルートエージェントとは非公開求人があまり被ることなく、どちらもよく活用しました。
dodaのいい点は、志望動機等、書類作成で困っている時にすぐ相談できるところです。
エージェントは、求職者の職域で担当が分けられているため、これまでの傾向や対策を情報共有してくれます。
私は公務員から転職したのですが、公務員から民間へ転職する際の注意点や、強みの活かし方等多くのアドバイスをいただきました。
転職経験がなかった私にとっては、よく相談にのってくれたので安心できました。
また、登録することによって、転職サイトとして利用できたり、公式LINEを使っての連絡手段が便利だったりと、多機能なのが特徴的です。
ぜひ活用してみてください。詳しくはこちら。
doda
JAC Recruitment
・担当と企業との関係が強く企業情報が圧倒的
・半分以上が質の高い非公開求人
JAC Recruitmentは20代後半から40代にも対応しておりハイクラスの転職におすすめです。
私は現在、JAC Recruitmentを通して内定をもらった会社に勤めているのですが、入社までサポートが充実していてすごく頼りになりました。
JAC Recruitmentは上記の2社と比べると名前を聞いたことがない方もいるかと思いますが、しっかりと大手で安心の会社です。(1988年設立、東証1部上場)
拠点は東京、北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、横浜(神奈川)、甲信越(山梨/長野)、名古屋(愛知)、静岡、大阪、京都、神戸(兵庫)、中国(広島/岡山)にあたるため、エリア内の方にはぜひおすすめです!
ハイキャリアの案件がとにかく多く、リクルートエージェントやdodaといった他の大手総合エージェントでは紹介してもらえなかった案件も紹介してくれます。
ただし、現時点でそれなりのキャリアを要求される(具体的には年収500万円以上が目安)案件が多いため、登録時点で審査があります。
年収をあげたいと考えている方や管理職の公務員にはおすすめの転職エージェントですよ。
詳しくはこちら。
JAC Recruitment
以上が、公務員におすすめの転職エージェントとなります。
転職エージェントに登録してから、転職活動を始めましょう。
3. 退職時期を決めてスケジュールを立てる
公務員は辞める時期を自由に選べません。
そのため、選考を受ける前に、退職時期にしっかり目処をつけましょう。
辞める時期はいくつか候補があります。
・在籍年数が多くカウントされる退職時期
・ボーナスをしっかり受け取れる時期
・年次有給休暇をしっかり使い切れる時期
など、ポイントを意識して、手当を損せずもらって退職することをおすすめします。
また、退職時期から逆算して、3ヶ月〜半年前から応募を始める必要があります。応募に出す時期については、エージェントが案内してくれるので大体の時期をここでは把握しておきましょう!
公務員のおすすめの退職時期について。

退職する目処が経ったら転職のスケジュールをイメージしましょう!

4. 志望企業を見つけてリサーチ
登録した転職エージェントと面談を行うと、おすすめの求人を紹介されたり、自分で気になっている企業を見つけましょう。
「応募条件に達していないかも?」
「自分が希望する給料や福利厚生はあるの?」
「自分の経歴でも採用してくれるかな?」
と、さまざまな悩みは出てきますが、気になった求人には積極的に応募しましょう。
あまり長く放置はしておかないことをおすすめします。企業は人員が確保できたら求人票を取り下げるからです。
エージェントから紹介された企業については、求人票にある応募要件を全て満たしていなくても、書類選考を通過することも多々あります。
わからないことがあれば企業研究して、それでもわからなければ、転職エージェントに聞いてみましょう!
5. 履歴書と職務経歴書を書いて応募
「履歴書」「職務経歴書」を出して書類選考に応募する必要があります。
「履歴書」は経歴や個人情報を正確に伝える書類で、ある程度書くことは決まっています。
「職務経歴書」は自分がどんな会社でどんな業務を行い、どんな実績を挙げてきたかを企業にアピールするための1~2枚の資料です。
職務経歴書を見て企業は書類選考を行うため、職務経歴書は重要です。
フォーマットは「職務経歴書」と検索すれば出てきますが、初めて書く方にはdodaの業界別職務経歴書テンプレートをおすすめします。
公務員用のテンプレートも用意されているので、何を使っていいかわからない方は使ってみてください。
書き方については次の記事も参考にしてください。書類の書き方のポイントを把握することで書類選考の通過率をグッと上げることができます。
実績と過程が重要
職務経歴書では以下のように実績を具体的な数値を用いて書きます。
・進捗管理表を班内に共有してフォローすることで年間40件の契約を円滑に進めた
・住民や事業者と協議をするうえで、○○を工夫し、○人の合意が得られた
そして、面接では職務経歴書に書いた内容について、「なぜ行ったのか?」「実践する上で苦労した経験は?」など過程を深掘りして聞かれます。
企業は、あなたが入社後も『再現性(職務経歴書のように活躍できるか)』を確認します。
6. 面接を受ける
ここからは、転職を始めた先の話になるので簡単に紹介します。
書類選考に通過すると、エージェントと面接の日程調整を進めます。
・自己紹介(1.2分で簡潔に)
・職務経歴(自己P Rする)
・転職理由
・志望動機
・逆質問(志望意欲を見せるチャンス)
応募企業を出したら、この記事に戻って、以下の面接に関する記事をご参考いただければと思います。
7. 転職の悩みを解決していく
転職活動をしていると様々な不安がでてきます。
・自分の○○の強みって使える?
・自分に向いている企業や仕事って何?
・面接の回答の仕方がわからない
私も転職活動中は「本当に転職できるのかな?」と不安になりました。
転職に当たって参考になる書籍や不安や悩みを解消する記事を書いています。
以下の記事を読んでみると参考になるかと思います。

転職活動で得られること
ここまで転職活動の始め方を具体的に紹介してきました。
「こんなにやることあるのか……。」と思った方もいるかもしれません。
転職活動は求人に応募するだけでなく、自己分析をしたり、企業や仕事内容のことを調べたり、想定質問に対する答えを考えたりとやることはたくさんあります。
転職活動は確かに大変ですが、その分得られることはとても多いです。
ここでは、転職活動で得られることについて紹介します。
いざ転職したいと思った時に転職活動を0の状態から始めるのと、少しでも転職活動を経験しているのとでは、内定をもらえる企業にも差がでてきます。
それに、転職活動を始めたからといって、絶対に今の会社を辞めて転職しなくてはいけないわけではありません。
そのため、転職活動がどれだけメリットがあるのかを知って、転職活動を始めてみてください。
自分に合う企業がわかる
転職活動を通して、自分の経験を活かせる企業がわかります。
活用するエージェントの中には、自分の経歴を見て、様々な企業を持ってオファーしてくる担当もいます。
例えば、私は転職活動で初めて、政策コンサルタントについて知りました。
オファーされた企業を調べてみることで、自分の経験が活かせる業界を知ることができます。
政策コンサルタントや総合シンクタンクといった企業を調べると
・国家公務員と比べて非常に高年収
・国家公務員として政策や法律に携わったことが活かせる
・調査や政策、事業など様々な分野に特化したコンサルがある
といったことがわかりました。
公務員の経験が活かせる企業や業界を知ることや、企業研究などで知見を広げるいい機会です。
自分の市場価値を知ることができる
転職活動を通して、自分の市場価値を知ることができます。
つまり、自分の年収の相場がわかります。
転職エージェントや志望企業の面談や面接を通して、自分ならどれくらいの年収をもらうことができるのか確認することができます。
現在の年収は、自分のステータスの一つになります。
年収の高い人と低い人だと、高い人の方が優秀そうに見えますよね。
実際、転職活動すると、年収で判断されることもあります。
ただ、公務員は条例などで年収が決まっているため、現在の年収が低くても不利になりにくいです。特に、若いうちは年収が低いことは明確です。
そのため、希望年収は、エージェントと相談して、妥当な範囲で高く伝えることも可能です。
活動の中で、「民間はこんなにも高い年収を提示してくれるのか」と驚くこともあるかもしれません。
年収が高い方が、仕事へのモチベーションも上がりますね。
自分のキャリアがイメージできる
転職活動をしていると企業の仕事を詳しく調べるようになります。
その際、
・自分ってこの仕事がやりたいのかな?
・もっとやりたいことがあるのでは?
・将来、自分はどうしたいんだろう?
と何度も考えます。
また、面接での質問は自分の考えやキャリアを見つめ直すきっかけを与えてくれます。
転職活動をすることで自分のキャリアを真剣に考えるようになります。
意欲的に仕事に取り組むようになる
転職活動をしていると、「自分のアピールできることが何なのか」を改めて考えさせられます。
日々の公務員の仕事でも、何が転職のアピールポイントになるかを意識して仕事をすれば、案外見つかります。そして、意欲を持って仕事に取り組めます。
アピールポイントがないと思っている方も、アピールできるような業務を意識しながらこれから仕事に取り組んでみてください。
そうすることで、面接で具体例を交えた説得力のある強みをアピールすることができ、採用担当者に「この人はうちの会社でも活躍できそうだ」と思わせることができます。
まとめ
今回は、転職活動の始め方について解説してきました。
公務員からの転職は確かに難しいですが、決して不可能ではありません。
また、公務員が転職できる業界・職種は限られておらず、やり方次第で可能性は広がります。
この『転職マニュアル』を参考に転職活動を始めてみてはいかがでしょうか?
なんとなく公務員を続けている方も転職活動で、得られるものはきっとあると思います。
この記事やブログが公務員から転職したい人の役に立てば幸いです。
下の記事では、「私が民間企業に転職してよかったか?」について書いています。
ぜひ参考にしてください♪
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