
公務員は私に向いてないのかな?辞めたい…。
こんにちは、みに丸です。
公務員を向いていないと感じている。
新卒だけど、公務員が合わなくて辞めたい。
職場の人間関係がうまくいかなくてつらい。
と悩んでいませんか?
うまくいかない時ってほんと辛いですよね。
私も公務員時代、ストレスで白髪が増えたり、円形脱毛になったことがあります。
でも、公務員だからとか関係なく「この仕事向いてないのかな?」と思うことはよくあることだったりします。
だから、勢いで「辞めたい」なんて悩んでいる方。
別に引き留めるわけでもないんですが、少しだけ私に時間をください。
後悔とかモヤモヤを残して辞めて欲しくないんです。
この記事を読んでから前に進んでも遅くないですよ!
・公務員に向いていない人の特徴
・公務員を辞めても問題ない理由
・公務員を辞めたい人が知るべきこと
上記について、公務員を辞めて転職した私が解説します。
「公務員に向いてない、辞めたい。」と悩んでいる人の参考になればと思います。
それでは、本題に入ります!
公務員を辞めたくなる7つの理由
まずは、公務員を辞めたくなる理由について紹介していきます。
公務員ならではの職場環境から出てくる原因が多いので順番に見ていきましょう!
・上司のパワハラや人間関係で悩んでいるから
・公務員は思ったよりも給料が低いから
・将来が見えてしまい続けられないと思うから
・住民の無理な要求やクレームがストレスだから
・風土や職場環境が古くさいから
・面倒な議員対応で疲弊してしまうから
事務作業ばかりでやりがいを感じないから
公務員の仕事はやりがいを感じにくいことが多いです。
そして、やりがいのなさが仕事をつまらないものに感じさせ、「辞めたい」「転職したい」と思うきっかけとなります。
やりがいを感じない1番の理由は公務員の仕事には成果が見えにくい仕事が多いから。
たとえば、営業の仕事なら売り上げを伸ばすことによって、自分の頑張った分がインセンティブという成果として出てきます。
建設の仕事であれば、完成した建物が成果となり、地図に残ることもあります。
目に見えて残るため、達成感や成果を感じることができます。
このように、業務の新たな目標になることでやる気が出ますが、公務員の場合は事務作業ばかりで、異動が多く事業完了まで携わることができないこともあり、具体的な成果が見えません。
そのうえ、仕事をガンガンこなしている公務員と手抜きしている公務員とで、評価もほとんど変わらないために、やってもやらなくても同じという精神状態に陥りやすいです。
また、公務員のお仕事はなかなか感謝されません。
「税金を支払っているのだから、公務員は業務をして当たり前」と思う人も多いですから。
以上のことからもやりがいのなさを感じ、やる気を失ってしまいます。
そういう意味ではバリバリやる気のある公務員の方が、逆にモチベーションを下げてしまいやすい環境にあります。
一生懸命働いた分、実績が自分に返ってくる民間企業の方が自分に向いていると思い、公務員を辞めて転職してしまうのです。
「優秀な人ほど公務員を辞めて転職する」なんて耳にすることも多いんじゃないでしょうか。
上司のパワハラや人間関係で悩んでいるから
人間関係を理由に公務員を辞めたい人も多いです。
公務員は縦割りで年功序列の社会ですから上司の指示は絶対です。
たとえば、公文書を作成した場合でも、上司の決裁がないと仕事を円滑に進めることができません。
上司が優位な立場にあるため、部下に仕事を押し付けたり、教育にしては過度なくらい怒鳴りつける職員もいます。
また、有能でない上司も年齢を重ねるごとに昇格するため、仕事をできない人や部下とのコミュニケーションがうまくない人も多いのです。
さらに、上司の好き嫌いが部下の評価に影響を及ぼすこともあるため、人間関係に苦労します。
結局、コミュニケーション力の高い職員が認められ、上司から嫌われた職員にとってはやる気が出ないどころか行きたくない職場となってしまうのです。
職場の人間関係や上司に悩んでいる方はこちらの記事も参考にどうぞ!
公務員は思ったよりも給料が低いから
公務員は民間企業の平均くらいの給料です。
しかしながら、都心で一人暮らしだと20代・30代前半の若い方にとっては金銭的余裕はないどころか節約しないと生活にちょっと苦労するくらいです。
総務省の「令和3年地方公務員給与実態調査結果」と厚生労働省の「毎月勤労統計調査(令和3年11月確報)」によると、公務員の給与は仕事量に対してそれほど高くないことがわかります。
(出典:総務省)
国家公務員 約40.7万円
民間平均 約36.7万円
地方公務員が民間と変わらないくらい。国家公務員が4万円ほど高いですが、その分多くの部署が激務です。
難関な公務員試験に合格して入庁しているため、公務員には優秀な方が多いです。
業務も法律や専門知識を扱うむずかしい内容が多いです。
そのため、
「仕事内容のわりには給料が安い」
「もっと給料をもらえる仕事に就けるはず」
と不満に思う方も多いのではないでしょうか。
自分以上に稼いでいる民間で活躍する大学の同級生と比べてしまい、劣等感を感じる人も少なくありません。
将来が見えてしまい続けられないと思うから
公務員は、以下の点で民間と比較しても待遇が良いといえます。
・退職金や年金がもらえる
・社会的ステータスが高い
安定した労働条件なのは間違いないですよね。
しかし、公務員の恩恵を受け取るには、65歳までずっと辞めずに働き続けることが重要です。
そして、年功序列による昇格のため、自分の上司を見ていると、ある程度将来が見えてきます。
自分のキャリアが20代のうちに読めるのは、ローンを組んだり子育てする上では、メリットになるでしょう。
その一方で、レールを敷かれた公務員人生に「つまらない、辞めたい」と感じる人も少なくありません。
住民の無理な要求やクレームがストレスだから
公務員で誰しも苦労する仕事の1つに、住民からのクレーム対応があります。
住民は「税金を払っているからサービスを受けて当然」と思っているので、公務員にはたくさんのクレームが来るのが常です。
事務所の窓口まで、怒鳴り込んでくる住民を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そんな場合でも、住民とのトラブルを避けるために、落ち着いて丁寧な説明を必要とします。
時には、理不尽に怒鳴られるのに耐えなければいけないこともあるでしょう。
場合によっては、上司の指示と住民のクレームがぶつかって、板挟みになることもあります。
このような住民からのクレームは大きなストレスになります。
一方的なクレーム対応に追われていると、精神的にもキツくなってくるため、公務員を辞めたくなるきっかけとなるでしょう。
風土や職場環境が古くさいから
公務員の風土や職場環境はどうしても古いといえます。
年功序列の組織で、上司が昔のやり方のまま、非効率に仕事をしている部署なども少なくないでしょう。
「もっとバリバリ働いて評価をもらいたい」と思っていても、昇給スピードは遅く限界があります。
さらに、公務員の職場環境は書類が山積みのうえハンコ決裁が残っていたり、未だテレワーク環境が整っておらず、web会議1つで苦労している自治体も多いです。
優秀な人材や働き方を変えたい人が、このような古い環境から抜け出して民間へ転職するケースが多いです。
面倒な議員対応で疲弊してしまうから
いわゆる、議会対応・議員対応は責任を問われる大変かつ重要な仕事です。
議員は国民や住民の代表として、選挙で選ばれます。
このため、住民を代表する議員の意見に公務員は従わざるを得ない立場となります。
議員の意見が真っ当なものであれば、制度の趣旨すら理解しておらず、無理難題な意見を言ってくることもあります。
建築や土木など専門分野に携わったことのない議員も多く意見を出しますからね。
さらに、自分の立場や支持者が有利になるように、行政を動かそうとする身勝手な議員も多くいます。
そして、制度や理屈が通じない議員への回答のために、夜遅くまで説明資料を作成しなければいけないこともあります。
想定質問をあらかじめ作って、何十枚もの資料を用意しなければいけません。
このような対応に追われると、何のために仕事をしているのかわからないと感じることも多く、公務員に向いてないと思ってしまいます。
公務員に向いていない人の特徴3選
不景気が続いている世の中でクビにならない安定した職業と言えば、公務員です。
最近では安定を求めて公務員になりたいと思っている人も多いです。
しかし、安定したいという理由で公務員となってしまうと、働き方や職場環境のギャップに苦しむでしょう。
ここでは、公務員に向いていない人はどのような特徴があるのか紹介します。
公務員にも向き不向きがいるので自分がどちらかを考えてみましょう。
・仕事にやりがいや成長を感じたい人
・自分の裁量で仕事をこなしたい人
能力や実績を活かして出世したい人
最近では、多くの民間企業が成果主義を採用しています。
年齢を問わず実力がある人ほど出世して給料も上がっていきます。
しかし、公務員は年功序列になっているので、いくら実力があっても給料がすぐに上がりません。
公務員は年齢を重ねていくごとに給料も上がっていくので、実力がなくても年齢を重ねれば給料が上がっていきます。
「仕事は生活するための手段だ」と割り切れる人にはラクなシステムにですが、仕事に前向きで成果主義を好む人は、不満を持ってしまうでしょう。
自分の能力や実績を活かして出世したい・社内評価を高めたい人は公務員に向いていないと言えます。
仕事にやりがいや成長を感じたい人
仕事にやりがいや成長を感じたい人は公務員には向いていないかもしれません。
公務員はやりがいがないというわけでは決してないのですが、
全く自分が興味のない分野に配属されたとしても、自治体職員として頑張らないといけません。
必ずしも、自分が入りたい職場で働けるわけではないのが公務員です。
また、公務員の仕事が基本的にマニュアル通りに進めるので、前例踏襲で淡々と業務をこなせてしまいます。
そのため、やりがいを感じたい人や成長したい人は、仕事がつまらないと感じて、不満が出てきてしまい長続きしないのです。
やりがいを感じたい人や成長したい人は、公務員に向いていないと言えるでしょう。
自分の裁量で仕事をこなしたい人
先ほども少し言いましたが、基本的に公務員の仕事は手順が定められています。
公務員にも業務改善の意識はもちろんあります。
けれども、民間のように、積極的に効率化を図ったり、売り上げを増やそうという意識を持つことは中々ありません。
組織的に決定するためには、上司に案を報告し、ハンコをもらわなければならず、そうすると自分の負担が増えるわけで。
お堅い組織では、民間のように自分の裁量でこなすことは許されません。
いくら手続きが無駄に思っていても、前例から変わってしまうことを嫌う風土があるため、正当な理由が必要になったり…。
規則に縛られず仕事を自由にこなしたいと考えるなら、公務員にはあまり向いていないと言えるでしょう。
公務員に向いている人っってどんな人?
ここまで公務員に向いていない人について紹介してきましたが、ここでは公務員に向いている人の考え方をみていきましょう。
・社会的地位や信頼がほしい
・有給休暇や福利厚生を使いたい
・安定した生活を送りたい
・仕事は収入を得る手段と割り切る
・収入ややりがいよりプライベートを優先
上記の価値観を持っている方は、民間よりも公務員が合ってますよ。
特に、仕事を生活のための手段として割り切れる人には、公務員はかなり向いています。
とにかく景気にほとんど左右されず(コロナ禍でもほとんど給与は下がらなかった)有給や産休などもしっかりと利用でき、社会的な地位や信頼も得やすいと言う利点があります。
公務員を目指された理由は、上記のいずれかに当てはまったからではないでしょうか。
今一度、初心に振り返って、今後どうして行きたいかを考えるといいでしょう。
公務員の仕事が向いてないなら辞めてもいい理由
ここまで、公務員を辞めたい理由や公務員が向いていない人(向いている人)について解説してきました。
あらためて、自分は公務員に向いていないと気づいた人。
民間の方が向いてるかも?と思った人。
公務員を辞めても問題ないんです。
なぜなら、以下のような理由があるからです。
・民間企業で活躍できる可能性が高いから
・転職することで将来の選択肢が増えるから
順に見ていきましょう。
向いていない仕事を続けるのはつらいから
まず、向いていない仕事を続けるのはつらいからです。
もし、あなたが20代であれば少なくとも定年まで35年ほどその仕事を続けなくてはいけません。
そんな長期にわたって我慢できますか?
向いていない仕事を長期間続けるのはストレスが溜まります。
最悪、メンタルを病んでしまうこともあります。
そのため、「定年までは働き続けるつもりはない」って、どこかで考えているなら、若いうちに転職して軌道修正してしまうことをおすすめします。
部下をもったり、子育てを始めると、余計に転職は難しくなりますよ。
民間企業で活躍できる可能性が高いから
次に、民間企業で活躍できる可能性が高いからです。
公務員の仕事が向いていないと感じる人は、民間企業のほうが活躍できることが多いです。
なぜなら、先ほど紹介してきた公務員に向いていない特徴に当てはまる人は、民間企業に向いている人だからです。
実際、私は公務員として勤めていた頃、やりがいを感じないことや評価のされ方、働き方に不満を感じていましたが、民間企業に転職してからは仕事に充実を感じていて毎日とても楽しいです。
じゃないと、こんなブログ書いてません。

公務員から転職してよかったと思えたから、皆さんに情報を発信しています!
転職することで将来の選択肢が増えるから
最後に、転職することによって将来の選択肢が増えるからです。
公務員のままでいると、定年までの将来がある程度見えてしまいますし、新たに挑戦することはむずかしいでしょう。
一方で、民間なら自分の努力の分だけキャリアの幅を広げることができます。
そのため、挑戦によって自分に合った生き方を見つけることができるのです。
そして、どうしても公務員に戻りたくなったら、中途採用で戻ることもできます。
民間を経験してきたスキルは公務員に役立ちますよ。
やってみたいことがあれば、やったほうが絶対いいと思うんですよね。
本当に人生一度きりです。
公務員を辞めたい人が知っておくべき転職の知識
ここでは、公務員から民間へ転職する際に知っておくべき情報をお伝えします。
以下のようなことに気をつけて転職活動に望めば、公務員からでも転職するチャンスは十分あります!
ぜひ、転職活動する前に確認してください。
・未経験の業界職種に転職するなら20代のうち
・公務員の強みとおすすめの転職先
「公務員=安定」というイメージを捨てること
公務員が向いてないと感じていて辞めたい場合、まず「公務員=安定」という考えを捨てなければいけません。
というのも、公務員が安定しているのは、あくまで給与体制や社会的保障、信用性に限った話で、仕事自体の安定性ではないからです。
公務員の安定は、定年退職まで無駄の多い仕事をこなしたり、理不尽なクレーム対応にストレスを抱えたり、望まない部署異動に耐える苦労の代償として得られる社会的安定性です。
収入面や社会的な立場の面では安定していると言えるでしょうが、精神面が安定するかどうかは完全に別問題です。
また公務員から転職する場合、
「公務員の仕事は民間では役に立たない」
「異動が多く転職で通用しない経歴だ」
と採用側に思われることも多いため、歳をとるごとに転職がむずかしくなります。
終身雇用が崩壊したいま、転職市場で通用しないキャリアは不安定といえるでしょう。
「公務員はつぶしがきかない」と言われるのは、ここにあります。
「安定を捨てられない」なんて思ってる人は、本当に公務員として働くことがベストな選択と言えるのか、考え直しましょう。
未経験の業界職種に転職するなら20代のうち
20代の公務員が転職する場合、経歴やスキルよりは今後の成長性やポテンシャルの比重が大きいので、公務員の経験はそこまで気にする必要はありません。
公務員からの転職でも、これまで公務員として業務をしてきたあなたの経験を活かすことで未経験転職のチャンスも十分あるでしょう。
とくに卒業後3年以内であれば「第二新卒」の枠もあるため、新卒同様に扱われ非常に採用されやすくなります。
また、20代であれば、公務員から民間へ転職したとしても、新しい職場に馴染みやすいです。
若い分、吸収力はあるし公務員にも染まっていないのですから。
年をとるほど、新しい環境に適応するのはむずかしくなります。
公務員の強みとおすすめの転職先
公務員の転職は、一般的に「民間企業への転職は経歴が通用しにくい」「つぶしがきかない」と言われがちで、企業の人事からもそういった厳しい目で見られることが多いです。
そのため、公務員から転職する場合は、転職活動の方針を考えて準備するべきです。
また、先ほどを言いましたが、公務員で働いてきた経験やスキルをあなたの強みとしてアピールすることができるはずです。
ここでは、長くなるので公務員におすすめの転職先について簡単に紹介しています。
・行政と携わる業界
・経理職
・I T業界
・士業
おすすめしている転職先の例は、あなたの強みを活かすことができる転職先だからです。
公務員での経験やスキルをうまく活かして転職に臨むことで、転職の成功率がグッと上がります。
公務員におすすめの転職先と公務員の強みについては、以下にまとめています!
気になる方はチェックしてみてくださいね♪
まとめ
まとめです。
今回は、
・公務員に向いていない人の特徴
・公務員に向いてないなら辞めていい
・転職活動する前に知ってほしいこと
について解説しました。
・上司のパワハラや人間関係で悩んでいるから
・公務員は思ったよりも給料が低いから
・将来が見えてしまい、続けられないと思うから
・住民の無理な要求やクレームがストレスだから
・風土や職場環境が古くさいから
・面倒な議員対応で疲弊してしまうから
・仕事にやりがいや成長を感じたい人
・自分の裁量で仕事をこなしたい人
・社会的地位や信頼がほしい
・有給休暇や福利厚生を使いたい
・安定した生活を送りたい
・仕事は収入を得る手段と割り切る
・収入ややりがいよりプライベートを優先
・民間企業で活躍できる可能性が高いから
・転職することで将来の選択肢が増えるから
・未経験の業界職種に転職するなら20代のうち
・公務員からの転職なら強みを活かせる業界職種へ
思い立ったが吉日です。
悩むだけじゃなくて、行動してみませんか。
公務員から転職した「私の体験談」もよかったら読んでみてください。
では、また!
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