
2社から内定貰えたけど、どっちに入社しようか迷う……。
複数の内定をもらったけど、どの企業にするか迷う。
転職活動はどんな基準で企業を選べばいいの?
自分に合う会社の決め方を教えて!
こんにちは、みに丸です。
転職活動が上手く進み、複数の内定をもらった方もいらっしゃるのではないでしょうか!
複数の内定をもらうと、どの会社に選ぶべきか悩んでいる方も多いはずです。
そこで、今回は以下について解説します。
・複数内定をもらった企業から1社に絞る方法
・内定を保留する方法やマナー
・内定を辞退する方法
入社する会社を迷った時の対処法について、解説していますので
悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしていただければと思います!
それでは、本題に入ります。
複数企業から1つの企業に決める方法
何社か内定をもらった時に、会社を選ぶ方法について解説します。
結論、以下のステップを踏むことで、1社を選ぶ事ができます。
1. 転職理由を改めて整理する
2. 企業に求める条件に変換して順位をつける
3. 基準と重みを用いて会社に点数をつける
順に解説していきます。
1. 転職理由を明確にする
再度、自分の転職理由を見つめ直すことをおすすめします。
転職活動は、転職エージェントとの面談や企業の試験、面接など非常にやるべき事が多いです。仕事と両立している人は多忙な日々をお過ごしでしょう。
そんな多忙な日々を過ごしていると、転職先の企業の給与・福利厚生など条件や待遇に目が行ってしまいがちです。
そんな時はまず、「自分が何を求めて転職活動を始めたか」を改めて整理しましょう!
転職活動を始めた理由は、人それぞれですが、例えば以下のような原因が考えられます。
・仕事が忙しすぎる
・給料が低すぎる
・上司、同僚と気が合わない
・仕事にやりがいを感じない
・自分が成長できる仕事がしたい
ほとんどの方が、前職に何かしらの不満があり転職を希望したはずです。
これらのネガティブな要素を書き出してみましょう。
2. 企業に求める条件に変換し順位をつける
先ほど自分で書き出した転職理由から、企業に求める条件へと変換しましょう。
・ライフワークバランスが整っているか?
・年収が今より高いか?
・市場価値を高められるか?
・やりがいをもてる仕事内容か?
・志望企業はホワイトか?
上記のように職場に求める条件に変換しましょう。
そして、この中で、「転職先の企業に一番何を求めているのか?」を明確にしておく必要があります。
様々な企業の情報に触れ、「この企業の給料はいい」「福利厚生は充実しているな」「自分のスキルを活かせるかも」などの考えが生まれてくる事でしょう。
本来の転職の目的を忘れず、企業に求める条件に順位をつけましょう。
これで、企業に求める条件が明確になるため、企業を選ぶことができるのではないでしょうか。
1位:自分の希望する業界か?
2位:年収や待遇
2位:仕事内容・やりがい
4位:勤務地や転勤の有無
5位:社風(人間関係)
5位:企業規模や今後の成長性
7位:成長・キャリアアップできるか
7位:企業理念や経営方針
上記のように、同率順位があってもいいので、順位をつけてみましょう!
3. 表を作成し点数化して比較する
ここまでの方法を使用しても1つの企業に絞れないという方は、表を作成し点数にして比較することをおすすめします。
この方法は、年収・仕事内容・社風などの項目ごとに点数をつけて、数値化することで、より客観的に合理的に分析できます。
マトリックス分析というらしいですが、名前は覚えなくていいですよ!笑
「マトリックス分析のやり方」
・「基準」(条件に対する会社の点数)を0~5点
・「重み」(自分の優先度)を1~3の3段階評価
・「基準」×「重み」=「合計得点」(自分に合うか)
ここでの重みは自分の優先度(順位)です。
これによって会社への点数をつけることができます。
下の例だと、点数の高いC社を選ぶと良さそうですね。
この手法については、「科学的な適職」という書籍で紹介してあった方法で、
以下の記事で、詳しく紹介しています。

自分に合う会社の条件について、幸福度という視点で解説している本になります。あわせて、参考にしてみてください。
(補足)優先度の高い条件は面接官に聞いておく
自分が企業に求めることを明確にした後は、「本当にこの企業で叶うのか」を面接で確認しておくことをおすすめします。
転職エージェントを通した転職活動であれば、転職エージェントから聞いてみることをおすすめします。
求人票に書いている事は確実とは言い切れないことを覚えておきましょう。
「想像していた職場と違う」「こんなはずじゃなかった」とミスマッチを起こさないためにも、転職活動の面接で質問することをおすすめします。
ここでは、具体的な質問例をあげておきます。
人間関係は大丈夫か
「職員間で協力しながら、仕事の目標に取り組んで行きたいと考えていますが、御社での具体的な業務内容や取組を教えていただけますでしょうか?」
「御社では、多くの関係者と協力しながら一つの課題に取り組む事が多いかと思いますが、職場の雰囲気やどんな職員が活躍されているかお聞かせいただけますか?」
仕事が忙しいか
「スキルアップのために学べる環境で働きたいと考えていますが、先輩方は、就業時間外での学習はどのようなことをしていらっしゃいますか?」
自分の能力やビジョンに合った仕事ができるか
「将来は、職責のあるポジションを目指していきたいと考えていますが、御社ではどのような評価制度や昇進制度を取っているのでしょうか?」
「御社には、即戦力を前提に志望しているため、まずは活躍できるよう努めてまいります。しかしながら、将来、○○の推進だけでなく、培ったスキルを活かして企画業務にも携わりたいと考えた時、部署異動は叶う可能性はありますでしょうか?」
企業に具体的な質問をすると、面接官に良い印象を与える可能性が高く、自分の気になることを直接聞けるのでおすすめです。
迷ったら内定を保留してなるべく早期に決める
複数内定をもらうと、すぐに転職先を決められず、迷うこともあるでしょう。
中には、他の企業の内定結果を待ってから入社を判断したいこともあるのではないでしょうか。
こんな時は、「内定を保留してもらうことができないか」企業に交渉して待ってもらうことをおすすめします。
内定保留は長くても1週間以内
内定をもらったら、なるべく早く企業に入社の意思の有無を伝えるのがマナーです。
しかし、複数企業に応募して第二志望の企業内定の方が先に決まった場合は、第一志望の企業の結果を待って決めたいというのが正直な気持ちです。
誠実にお願いすると、ほとんどの企業は1週間程度なら返事を待ってくれます。
なぜ期間が短いのかというと、会社が採用活動をする際は、複数の候補者を比較しながら選考を進めていくからです。
そして、もし内定を辞退することになった場合、会社は誰も他の候補者が残っていなければ、最初から採用活動をしなければならなくなり、大幅なコストになってしまいます。
内定取り消しになることはあるのか?
内定保留をして、内定を取り消されることはないのか気になる方も多いと思います。
企業側も「きちんと決断して入社して欲しい!」と考えているため、内定を保留したからといって、即内定取り消しという企業はほぼないと考えられます。
しかし、企業の都合を考えず、長期間引き延ばした場合、内定取り消しリスクもあるということは頭に入れておきましょう。
内定をもらった会社に対しては、常にその会社の立場に立って考え、誠実に対応をする事が大切ですね。
内定の返事を保留お願いする方法
迷っているのであれば、内定の返事を待ってほしいことを伝えましょう。
「他社と迷っていることを伝えると印象が悪くなってしまうから言わないべき」という方も多いです。
しかしながら、転職は人生において大きな決断で企業もそれを理解をしてくれていると私は考えます。
嘘の説明をするくらいであれば、正直に他社の選考が終わっておらず、最後まで受け切るまで待ってほしいということは伝えても問題ないでしょう。
以下に、実際に私が内定を保留してもらった際の例をあげておきます。
本来ならばすぐにでも承諾の返事をするべきなのですが、大変恐れ入りますが、返答について○○まで(1週間程度)お時間を頂けないでしょうか?
現在、面接でもお伝えしましたとおり、○○社の選考が進んでおります。
自分にとって、人生を左右する大きな決断であるため、受けている会社は最後まで受け切りたいと考えています。
そして、貴社に対しても、失礼のないように自分がしっかり納得した上で、決断したいと考えております。
内定を頂いたにも関わらず、大変失礼であることは重々承知しておりますが、ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
内定辞退の連絡は出来るだけ早くしよう
複数内定をもらって1つの企業に決断した際は、可能な限り素早く内定辞退の返事をしましょう。
大変光栄なお知らせを頂きながら大変恐縮なのですが、今回の内定を辞退させて頂きたく連絡致しました。
自分の進路を考えた結果、〇〇社に入社することにいたしました。御社の社員の方は大変魅力的で、業務内容も深く共感するものでやりがいがあると感じましたが、熟慮させていただきました結果このような決断となりました。
○○人事部長をはじめ多くのお時間をいただき、大変お世話になったにもかかわらず辞退することになり申し訳ございません。
貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
まとめ
今回は、内定を複数もらった際の企業の絞り方や、会社への保留の仕方や辞退の仕方について解説してきました。
1. 転職理由を改めて整理する
2. 企業に求める条件に順位づけ
3. 基準と重みを用いて会社に点数をつける
(補足)求める条件は面接官にも聞いてみる
以上の方法を使うことで、自分の思いに合理的に選ぶ事ができる事でしょう。
しかしながら、「それでも迷ってしまう」という事があるかも知れません。
時には友人や家族に相談してみても良いかもしれません。
そして、直感を信じて選ぶという方法もあるかも知れません。
数値では、あらわす事ができない企業の魅力もある事でしょう。
どの会社もあなたが魅力に感じて志望した企業ですから、自分を信じて判断しましょう。
それでは、また!
転職の軸の考え方について参考にどうぞ!

今回紹介した分析方法の詳細はこちら!(科学的な適職)

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