
やりたい仕事が見つけたけど年収下がっちゃう。どうしよう……。
こんにちは!みに丸です。
自分が成長するためなら年収を下げるべき?
転職エージェントから年収が下がると言われた。
活躍次第で昇給のチャンスはあるみたいだけど…
この記事では、“年収が下がっても転職すべきか?”について解説します。
結論ですが、
『場合によるが、転職すべきでない。』
なぜなら、自分の市場価値を今より下げることはリスクが大きいからです。
この記事では以下について解説します。
・年収が下がる条件を提示されたときの3つの対処
・そもそも、どうして転職で年収が下がるのか?
・年収を下げない3つの方法
・年収が下がっても転職を検討した方がいい場合
私は、むずかしいとよく言われる公務員から民間への転職によって、年収を150万円上げた実績があります。
簡単ではないですが、情報をしっかりと収集し、準備して臨めば、年収アップは十分に可能性があります。
自分の経験や書籍から学んだことを、この記事に凝縮させていますので、最後まで読んで参考にしていただければと思います!
5分ほどでサクッと読めますよ。
年収が下がるなら転職すべきでない3つの理由
年収が下がるなら、できればその転職は考え直すべきです。
理由は以下の3つ。
・リスクを負うことになるから
・年収が低いことに当たり前になってるから
再転職で不利になってしまうから
あなたは自分を安売りするべきではありません。
「転職して会社がとてもいい環境!これが天職〜♪」
となれば、皆ハッピーになれるのですが、だれしもがいい転職先に巡り会えるとは限りません。
企業に入社してからじゃないとわからないこともあります。
そのため、時には再転職しないといけない状況も場合によってはあります。
しかし、年収が下がる転職をすると、再転職でさらに自分の市場価値が下がることになります。
すると、次の転職がさらに大変になり、余計に年収が上がりにくくなってしまうんです。
企業は「転職者の年収」も採用の判断基準に含んでいます。
年収が高い人と低い人なら、高い人の方が優秀に見えますよね。
自分を高く売りましょう。
リスクを負うことになるから
企業の採用担当から、以下のように言われた方もいるかもしれません。

実力次第では、すぐに昇給できますよ。
しかし、本当に必要な人材であれば、企業側から最低でも今と同じ年収までなら検討してくれるはずです。
そうでないなら、その企業は損切りしてもいいと思っている可能性もあります。
企業側も採用した人が必ずしも全員優れた人材ではないと考えているので
リスクを減らすためになるべく低単価で採用しようとします。
その方が企業にとってコスパがいいから。
転職活動している私たちは転職がうまくいくかだけでなく、次の職場に多くの不安を抱えてるのだから、条件提示の時点でそのような不必要なリスクは出来るだけもたない方が得策です。
満足のいく年収でないなら、断ってもいいかもしれません。
あなたを本気で採用したいと考える企業は最低でも今と同じかそれ以上の年収を出してくれます。
年収が低いことに当たり前になってるから
自分の市場価値ってこんなものだ
今の年収からすると、次もこれくらいが妥当
まだスキルもないし、年収は低くて当たり前
と、思い込んでいないですか?
転職先で自分のスキルが役に立つ可能性はあります。
むしろ、これまで働いてきた経験から役に立つスキルを考えて、アピールをしないといけません。
私の場合、公務員からの転職だったので、他の転職者にはないスキルを志望企業にアピールしました。
たとえば、
・委託事業者と協力して事業を進めた経験
・一般の方や管理職に説明するプレゼン力
もし、自分にPRできることがないのであれば、資格を習得したり、もっと自分をPRできる所を探す必要性があるかもしれません。

自分の市場価値を安く見積もることが当たり前になっちゃダメ!
年収が下がる条件を提示されたときの3つの対処法
年収が下がる条件を提示された時には以下の3つの対処法があります。
・直接企業に交渉する
・辞退して他企業の交渉材料にする
時間に余裕があるのであれば、まだチャンスはあります。
転職エージェントに相談する
まずは、転職エージェントに相談してみましょう。
・自分の希望年収と最低ラインとその理由
・他の転職者のだいたいの年収
なぜ、その額を提示されたのか転職エージェントを通して、企業に聞いてみましょう。
企業には、入社時の年収を決める基準を持っているはずです。
そして、年収が上げられそうな理由があるのであれば、年収交渉できないか相談してみることをおすすめします。
この時も、直接交渉してもらうより転職エージェントに交渉を代行してもらった方がうまくいきます。
ただ、現時点で転職エージェントを活用せず、転職活動を進めている場合、これから転職エージェントにサポートしてもらうことはむずかしいです。
そのため、転職活動する際には、最初から転職エージェントに登録してサポートを受けることをオススメします。
直接企業に交渉する
給料や勤務地などの条件について、自分で直接企業の人事担当者と交渉することはできます。
交渉相手の人事担当者は慣れていますので、相談には乗ってくれるでしょう、
しかし、条件交渉ってどうしても言いにくいですし、伝え方次第では印象を悪くしてしまいます。
また、エントリーシートの時点で多くの人が労働条件について「貴社の規定に従います」と書いてるはずです。
終盤になってから、条件に納得がいかないと言われると印象は悪くなってしまいます。
角が立たないように、加減調節に注意してすすめましょう。
辞退して他企業の交渉材料にする
年収が下がることを理由に辞退するのは悪いことではありません。
生活がかかっているんですから、当然の権利です。
⇒また1から受け直す(あと2ヶ月ほど必要)
自分でできることをした上(交渉してもらう・交渉する)で、それでも年収が上がらないのであれば、辞退することも選択の一つです。
ここで重要なことは、並行して選考を進めることで、他の企業への年収交渉の材料にすることです。
企業も根拠なく年収を上げることはできないので、年収を上げる最もな理由が必要だからです。
また、どうしても納得いかないのであれば、1から選考を受け直すといいでしょう。
時間に余裕があるならば、そこから2ヶ月ほど粘り強く活動を続けるのはいい方法だと考えます。
転職で年収が下がる3つの理由
ここまで、「年収が下がる転職を避けるべき」ということをお伝えしてきました。
でも、そもそもなんで年収が下がってしまうのか気になりませんか?
もしかしたら、転職活動中にあなたが気づかないうちに、年収を下げるようなミスをしているからかもしれません。
まずは、転職で年収が「上がるもの」か「下がるもの」かデータで確認してみましょう!
厚生労働省の調査によると、転職して賃金が上がった人は全体の約40%。一方、減った人は約35%、変わらないと答えた人は約25%だそうです。(わかりやすく大体の数にしてます。)
転職市場は年収が上がる人の方が下がる人よりも多い状況と言えます。
決して、年収が上がることがレアなケースではないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ここから、なぜ転職で年収が下がってしまうのか3つの理由を紹介します。
・未経験の業界や職種に挑戦しているから
・面接時に適切に交渉できていないから
賞与や手当の確認不足
賞与や諸手当の金額が前職よりも少なかったり、そもそも存在しないことが理由で年収が下がってしまうこともあります。
2. 志望企業の求人票をチェック
企業によっては、年俸制や見込み残業を採用している会社もあります。こういった企業で働いても、残業時間に応じて残業代がつきません。
また、年収だけではなく、年間の賞与額と月給の内訳も事前に確認しておくべきです。
求人票に書いていない内容があれば、転職エージェントを通して細かく聞きましょう。
「お金のことばかり」と思われないように、働き方や仕事に関する質問も用意して聞いておきましょう。
未経験の業界や職種に転職する
企業にとって必要な「スキル」や「経験」があるほど、あなたの年収は上がりやすくなります。
でも、未経験や異業種に転職する場合、同業種・職種への転職と比べると活かせるスキルや経験は少なくなるので、年収が下がる傾向にあります。
同業の会社に転職したとしても、求められるスキルや経験の評価が前職よりも高い場合、年収が下がるかもしれません。
面接時に適切な交渉をしない
面接時に前職の年収や希望年収について、適切なタイミングで適切な額を交渉をしなかった場合、転職先での年収が下がってしまう可能性が高まります。
早いタイミングで年収交渉しても、「年収にしか興味ないの?」と採用側に思われて印象を悪くしてしまいます。
一方で、年収交渉のタイミングが遅すぎても、「内部でもう決定してしまったから」と言われて手遅れになってしまう場合もあるんです。
さらに、希望年収を伝える際には、しっかりと事前に企業の平均年収をリサーチして、自分の実力とのバランスを考慮したうえで伝える必要があります。
年収を下げない転職方法
以上も踏まえ、年収を下げずに転職活動する方法について解説します。
・スキルや経験を活かして市場価値を上げる
・サポートを受けながら転職活動する
成長企業、稼げる業界を選ぶ
今成長している企業や、今後伸びそうな業界に応募しましょう。
給料は企業の売上から支払われます。そのため今後成長が見込める業界、企業に転職することで前職よりも年収を下げにくくすることができるでしょう。
例えば、IT人材は不足しているため、どこの会社も求められる人材です。
人材が足りていないところや、業界全体のトレンドなどを調べることで、年収の上がる業界を見つけることができるでしょう。
業界、職種に特段こだわっていないのであれば、まずは稼げる業界から絞り込んでみて企業を選ぶことをおすすめします。
スキルや経験を活かして市場価値を上げる
自身のスキルを棚卸して、倍率が高い好条件の求人にもアピールできるよう準備することが大切です。
これまで、転職を経験されてきた方であれば、業界、職種が異なる場合には経歴やスキルをかけ合わせることで、
英語×営業経験
マーケティング×販売
公務員×施工管理経験
などのように市場価値を大きく上げられる可能性はあります。
注意点として「アピールポイントは応募する企業に使い回しで書類を出さないこと」
求人情報をしっかりと確認してその企業がどのような人材を求めているかを分析し、志望企業ごとに自己PRを練ることが大切です。
サポート受けながら転職活動する
転職で成功させるには、上記のような『事前準備』が重要です。
そこで、私の経験を踏まえても、転職エージェントを活用することが1番おすすめです。
おすすめするポイントとしては、以下の3つ。
・スキルの棚卸しを一緒に考えてくれる
・年収交渉などを代行してくれる
特に、「年収の交渉」は、登録時にあらかじめ伝えておくことで
・一番いいタイミングで年収を交渉してくれる
・無理のない適切な範囲で年収額を提案してくれる
と、そもそも年収が低い状況を防いでくれます。
(あなたの担当もあなたの年収が高くなることはメリットがあります)
是非チェックしてみてください!
年収が下がっても転職を検討すべき3つの場合
ここまで、年収が下がらない方法について、解説してきました。
しかし、中には年収が下がったとしても、転職した方がいい場合もあります。
転職後の年収が下がることが原因で、転職に踏み出せない方は以下を確認してみてください。
一個でも当てはまるなら、勇気を出して転職した方がいいこともあります。
挑戦したい業界が未経験分野
長期的には年収が上がる
ブラック企業で働いている
今の労働環境があまりにも過酷であるならば、すぐに転職したほうがいいでしょう。
まじで、健康が一番です。
体調を崩して、復帰できないメンタルになった人を私は見てきました。
特に、人間関係でメンタルを病んでしまうと立ち直れません。
年収よりも自分の体調を優先し、なるべく早く転職した方がいいかもしれません。
挑戦したい業界が未経験分野
年収が下がる理由でも解説したとおり、未経験業界への転職は、これまであなたが積み上げてきた経験やスキルが転職先とマッチしにくいです。
こういった場合には、給料をあげてもらうこと自体が難しくなります。
それでも、「自分のやりたい仕事がある」と思えることは、年収以上に大切なことかもしれません。
後悔しないと思うのであれば、一つの選択だと思います。
なるべく、『自分の経験が少しでも活かせる企業に転職する』ことが年収アップの近道だということは最後にアドバイスさせてください。
業界か職種のどちらかだけをずらして転職できないか考えてみましょう。

長期的には年収が上がる
年収の伸び方は企業によって異なります。
20代の若いうちであれば、転職で多少年収が下がったとしても、将来どっちの会社の方が年収が高いかは判断できません。
今の企業と転職を希望する企業の平均年収や生涯年収を確認することで上がる可能性もあります。
企業の下調べとして、早い段階でやっておいて損はありませんよ。
まとめ
今回は、「年収が下がるなら転職すべきでない」ということをお伝えしました。
・リスクを負うことになるから
・年収が下がることに当たり前になってるから
・直接企業に交渉してみる
・辞退して他企業の年収交渉材料にする
・未経験業界・職種への挑戦
・交渉の仕方が悪いから
・スキルや経験を活かして市場価値を上げる
・サポートを受けながら転職活動する
・未経験の分野で働きたい
・長期的には年収が上がる
では、また!
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