
好きなことを仕事にするにはどうすればいいの?
こんにちは、みに丸です。
「好きなことで、生きていく」
これが実現できたらどんなに楽しい人生が送れるだろうかと、誰もが一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。
「好きなことで、生きていく」は2014年ごろにYouTubeのCMのキャッチコピーで有名になりましたよね。
どうしたらそんな生き方ができるのでしょうか。
好きなことを仕事にして生計を立てていくのは、簡単なことではありません。
この記事では“「好きなことを仕事にする」考え方や方法”を解説していきたいと思います。
そして、今回はこちらの書籍を参考に解説していきます。
本書の主旨を知りたい方は、目次から「好きを仕事にできる人の本当の考え方」へ。
「やりたいこと」「好きなこと」が見つからない
自分がなにを目指すべきなのかわからない
今のままの生き方でいいのか、悩んでいる
という方はぜひ、最後まで読んでいただければと思います。
それでは、本題に入ります。
好きなことを仕事にするのは可能?
結論から言うと、好きなことを仕事にするのは可能です。
世の中で成功している人、楽しんで仕事をしている人の多くは、共通して「その仕事が好き」だと感じています。
ただ、好きなことを仕事にするには、いいことばかりでなく、地道な努力や辛い時期も乗り越える覚悟が必要です。
好きなことを仕事にするのは覚悟が必要
好きなことを仕事にするには、覚悟が必要です。
そうでないと「好きなことを仕事にして、好きではなくなってしまった」ということになりかねません。
プロのスポーツ選手や棋士、アーティストなど、学校にいても好きなことばかりを考えていたとテレビのドキュメンタリー番組で見かけますよね。
好きなことを仕事にして認められている人は行動力が違いますし、結果としてまわりが求める結果を確実に出しています。
もちろん、彼らにも大変なことや苦しんだ過去があったはずです。
しかし、仕事でつらい局面に立ったときや決断に迷ったとき、「好き」という強い気持ちが彼らにとって大きな支えになっていたことも事実なのです。
好きなことを仕事にしたい動機を明確に
好きなことで生計を立てるなら、辛い状況を「好きな気持ち」や「覚悟」で乗り越えなければいけない時がくるでしょう。
あなたが「好きな仕事をしたい」と思っているなら、その動機は何ですか?
今の仕事がイヤで仕方ないので「好きなことをしてラクして生きていきたい」と逃げ道にしているなら、もう少し考えてみた方がよいです。
厳しい言い方になってしまいますが、その程度の気持ちや覚悟しかないなら、結果を出すことも好きなことを仕事として続けることもむずかしいでしょう。
好きなことを仕事にするのが難しい3つの理由
好きなことを仕事にするには覚悟が必要と言いました。それだけ、簡単なことではないからです。
ここでは、そもそも好きなことを仕事にするのが難しい理由をご紹介します。
・周囲と比較してしまう
・好きなことがそもそもわからない
好きなことが仕事になりづらい
そもそも、好きなことを「仕事」にできるハードルが高いという問題もあります。
たとえば「絵を描くことが好き」「アクセサリー作りが好き」という人がいるとします。
しかし、自分がつくった作品だけを売って生計を立てていくことは、かなり難しいのではないでしょうか。
自分に顧客(ファン)ができるかどうかは、未知だからです。
そして、自分の好きなこと=仕事として成り立たないまま、諦めることになってしまいます。
しかし、このケースの場合は「デザインなどのスキルを活かせる仕事である程度収入を得つつ、好きなことでも稼げるように続けていく」といったように、
安定して稼げる仕事を持ちながら、好きなことを続けることが現実的かもしれません。
周囲と比較してしまう
好きなことを仕事にできたとしても、「自分よりすごい人」を見つけてしまい、自信がなくなってしまうこともあります。
・自分より努力している人
・自分よりモチベーションが高い人
社会に出ると上記のような人にたくさん出会います。
そうなると、自分とのレベルの違いを目の当たりにしてコンプレックスを感じてしまうことはよくあります。
「人は人、自分は自分」と思えればよいのですが、特に若いうちは経験も少ないためなかなか自分に自信が持ちにくいこともあり、周りと比べてどんどん落ち込んでしまうケースがあります。
競技や大会に出て、1位を取らないといけない「好きなこと」はとても険しい道が待っています。
でも、実は仕事ってナンバーワンを目指す必要はありません。
自分だけのスキルを掛け合わせて、オンリーワンになればいいんです。
好きなことがそもそもわからない
自分の好きなことが何なのかわからないという人も多いです。
こういった人は以下に当てはまる場合が多いのではないでしょうか。
・学校の成績など平均的だった
・だいたいのことは器用にこなせるタイプ
・自分のことがよくわかっていない
・なんとなくで進学先や就職先を決めた
ただし「好きなことがわからない=ダメ」では決してなく、好きなことを必ずしも仕事にしないといけないわけでもありません。
また、働き始めたり、一定の年齢に達してから自分が本当に好きなことに気づく・出会うという人もいるんです。
まさに、私がそうでした。
次に紹介する、「好きを仕事にできる人の本当の考え方」を読むことで、今からでも好きを仕事にできる考え方を学べますよ。
好きを仕事にできる人の本当の考え方
「好きなことで生きていく」をほとんどの人が実現できていません。
好きじゃない仕事で生きるために必死に仕事をしている人が多いのは確かです。
しかし、好きなことをして生きている人が、一部いることも事実なんです。
この違いがなんなのかを、本書を通してわかります。
今、好きなことを仕事にできている私にはとても共感できました。
まだ、好きなことがなんなのか悩んでいたり、好きなことを仕事にできていない人は、本書でマインドを変えていきましょう!
ここでは、個人的にポイントだと思ったところをピックアップして解説していきます。
どんな仕事も最初はつまらないもの
最初から好きなことをやって、そのまま仕事にしている人もいます。
でも、そういう人は20になる前に、たまたま好きなことに出会って、没頭できるようになり、仲間を見つけ、周りから評価されるようになるという超レアなケースでなんです。
しかしながら、私を含め多くの人はそうならずに、大人になる人がほとんどなんです。
まず、私たちは「どんな仕事も最初はつまらない」を知っておくことが大切だと著者はいいます。
どんな仕事もできないうちはつまらないものなんです。
でも、仕事はできるようになったら少しずつ楽しくなっていくのです。
仕事を覚えてきた2年目くらいから、仕事ができるようになって楽しく感じることがありますよね。
つまり、好きを仕事にできる人は
その結果、仕事を好きになる
という人が大半なのです。
最初はつまらないものです。
好きを仕事にしたいのであれば、できるようになるまで頑張ることが大切です。
「やらなきゃいけない」から「やりたい」に変える
「仕事がつまらない」「好きになれない」人におすすめの考え方があります。
それは、「やらなきゃいけない」から「○○したい」と考え方を変えることです。
人はやらなきゃいけないと思うと、苦痛になるものなのです。
本書では、アルバイトを例に解説しています。
『ゲームのテストプレイのバイト』
好きなことを仕事にするって楽しそうですよね。
しかし、楽しかったのは最初だけだったそうです。
やりたい・やりたくない関係なく、テストプレイを割り振られて強制的にやらされるのです。
さらに、ゲームのプレイ時間まで決まっていたそう。
やりたいと思ってやっていたゲームは、あれほどおもしろかったのに、やらされるゲームは全くつまらないと筆者は感じたそうです。
これは仕事でも同じで「やれ」と言われるより自分から進んでやった方が、ストレスなくできるように感じます。
しなければならない決まった業務をこなすことは、極力減らしましょう。
例えば、効率化できる仕組みを作って業務を無くす努力をして、自由な時間を作ります。
そして、自由な時間をしたい仕事に充てることで、仕事を楽しいものに変えることができます。
この世に役に立たない努力はない
努力には、以下の2つがあります。
・いつか報われる努力
無駄な努力はありません。
そして、多くの人はすぐに報われる努力からやりたがります。
すぐに報われる努力
もし、あなたがすぐ報われる努力をするのであれば、正しい方向で正しい努力をすることが重要です。
ちなみに、ここでの正しさとは将来の理想や目標に近づくかどうかです。
もし、あなたが東大に行きたいのであれば、東大に行くための勉強をする必要があります。
あなたが英語を話せるようになりたいのであれば、TOEICを勉強するより、オンライン英会話に通ったり、留学した方が早いでしょう。
自分の理想に向かって最短距離で一気に近づくための努力をすることがすぐに報われる努力です。
いつか報われる努力
次に、すぐに報われない努力とはなんでしょうか。
例えば、大学受験で約2年ほど勉強しました。朝から晩まで、1日何時間も頑張りました。
そして、努力を継続できたからこそ大学に合格することができました。
「やっと2年間が報われた」と思いました。
そして、今でもこの経験からコツコツとブログを書いたり、職場の試験勉強や資格の勉強を続けることができています。
多くの人にとって、1日3時間勉強することは辛いことかもしれません。
それが、私にとって楽しくできることは自分の努力がプラスになっているからだと思います。
このように、役に立ちそうにないことも「本気で努力した経験が必ず活きてくること」を知っておきましょう。
中途半端な努力は報われませんが、本気でやった努力は報われます。
より高いレベルの好きを目指す
「好きなことをやって生きていきたい」と考えているならそれはどんな生活ですか?
いろいろな答えがあると思います。
「好きなものを食べて好きなだけ寝て遊ぶこと」なんて思っていませんか。
ここで言いたいことは、
「もう少しだけレベルの高い欲を目指す」ということです。
例えば、
・人の役に立ちたい
・成長したい
・自己実現したい
という欲求です。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、自己実現理論を唱えました。
この自己実現欲求という一番高いレベルの欲求を目指すことで、あなたの達成感や幸福感は確実に高まるでしょう。
そして、好きなことのレベルを上げるために必要なことが自己否定だと、著者はいいます。
安心してください。ここでの自己否定は健全です。
「まだ出会っていないところにもっとおもしろいものがあるかもしれない」
「今まで自己中心的な考えだったが、人の役に立つこともおもしろいかも」
こういったふうに考えてみましょう。
今考えている、面白いことは全てではありません。
世の中にはまだまだ面白いことがたくさんあります。
そして、興味のあることができたらすぐに行動にうつしましょう。
気になっていることをやってみて面白くなければ、それは新たな発見なんです。
「自分には向いていないことがわかる」というデータが取れているということです。
経験前と違って比較する材料となるため、自分が好きな仕事なのかどうかを考える判断材料になります。
目の前の仕事に集中する
会社に入社した人の中には以下のように思う方もいます。
・将来は別の仕事がしたい
あなたはどうですか?
ずっと会社にいたいと思っていますか?
結婚に例えてみます。
「最初の結婚相手と一生いるつもりはないよ」
「将来は別の人と結婚するつもりだよ」
こんな夫婦はうまくいくわけないですよね。
「今の仕事を一生やるつもりはない」と考えている人は
仕事で成果を出せないです。そして、いつまでもスキルが磨かれないでしょう。
仕事は本気でするからこそスキルが身につきます。
とりあえずの仕事と捉えていたら、成長はのぞめません。
今の仕事で結果を出せていないのに次の仕事で結果を出せるはずがありません。
実際、転職する人は多いです。
でも、仕事を辞める前提で働くことはおすすめしません。
いつやめても後悔しないように、しっかりスキルを身につけることが重要です。
仕事は給料や福利厚生よりスキルで選ぶ
現在の世の中ではライフワークバランスは重要という人は多いです。
もちろん私もバランスをとることは重要だと考えています。
けれども、「自分の仕事は頑張りたいと思うほど面白いものじゃない。だからこそライフワークバランスを大事にしている。」というのは本当にいいことなのでしょうか。
今の仕事に「やりがいを感じていない」「熱中できていない」ということかもしれません。
なぜなら、
・日々の仕事を創意工夫して取り組んでいないから
・身につけたいと考えているスキルがないから
考えて仕事をしていないからなんです。
このブログでも、私がよくいっていることなのですが、大手に入って定年までプライベートを第一優先に考えた働き方というのはかなり危険な考え方です。
既に、終身雇用の時代は終わりをむかえています。
今まで、安定と考えてきたことが不安定となっています。
それでは、私たちはどうすればいいのでしょうか。
それは、自分の能力をアップさせることです。
そのためには、「仕事を選ぶ際に給料や福利厚生を選ぶのではなく、スキルを身につけることができるかを軸に仕事を選ぶことが重要」と著者は言います。
その仕事につくことで、どのようなスキルを身につけられるかです。
例えば、あなたが大手の会社に入社したとしましょう。
そこで、スキルを身につけず会社にすがりついていたとしたら、会社が倒産した時にあなたを雇ってくれる人はいないでしょう。
しかし、ビジネススキルをしっかり身につけておくと他の会社は雇ってくれます。
また、できる人は独立してフリーランスとしても活躍することができるでしょう。
今の時代、自分の能力を磨いてスキルアップすることが一番の安定といえます。
好きなことを仕事にする方法
ここでは、好きなことを仕事にする具体的な方法について説明していきます。
・自分の力で好きなことを仕事にする
順番に見ていきましょう!
会社で働いて好きなことを仕事にする
まず、会社という組織に属して好きなことを仕事にするという方法があります。
今の会社で見つからないのであれば、転職活動してみることです。
この方法なら、「生計が成り立たない」リスクが低いです。
自分でリサーチを行い、自分が好きなことを生かせる仕事を探していきます。
細かく条件を話せる転職エージェントに相談してみるのも手段としてアリです。
ただし、会社の一員となるのですから、全て自分のイメージ通りに好きなことができるとは限りません。
あなたに好きなことをさせるために会社があるのではなく、好きなことの能力が評価されて会社の一員として働くということを覚えておきましょう。
自分の力で好きなことを仕事にする
会社に属せず副業したり、フリーランスになったり、会社を立ち上げたりして、好きなことをやっていく手段もひとつ考えられるでしょう。
これらの方法は、組織に縛られたくない人、より自由度の高い働き方をしていきたい人に向いている方法といえます。
その一方で、毎月安定した収入を得られるのは「雇われているから」ということも理解しておくべきです。
会社に雇われず自分で稼いでいくことは、人がやらないような行動力、営業力や判断力、センスや才覚など、想像以上の努力を継続することが必要です。
だからこそ、まずは働きながら副業に挑戦してみることをおすすめします。
会社からの給料以外で収入源を得ることは、自分の自信にもつながります。
将来的に副業が本業になるケースもあれば、兼業や転職といった道もあります。
まずは小さく始めてみることが、大きな一歩につながるのです。
好きなことを仕事にするための3つのコツ
以上、好きなことを仕事にするために、「会社を探して転職する」か「自分で仕事を始める」という2つの選択を提案してきました。
ただし、好きなことを仕事にしたり、趣味を仕事にしたりする「やり方」には、もっとさまざまな選択肢が考えられます。
もっと柔軟に好きなことを続けていけるはずなのです。その具体的な例を挙げてみましょう。
仕事は生活のためという考え方を変える
まず、仕事のゴールはお金を得ることだけではないです。
仕事とは、自分の価値を社会に提供して対価を得ることです。
つまり、好きなことをして社会に役立てば立派な「仕事」なのです。
それだけでは生活が成り立たないからといって、それが仕事ではないという考え方を変えれば、とても視野が広がります。
好きなことで生計を立てるにはまだまだ金額的に足りないなら、他の仕事を並行して補えばよいのです。
このように柔軟に考えましょう。「好きなこと」と「お金」を天秤にかけると視野が狭くなりますのでやめましょう。
好きなことを趣味として楽しむ選択も
好きなことを仕事にせずに自分の趣味とする選択ももちろんあります。
先ほども、お伝えしましたが「好きだった趣味を仕事にすることで、嫌いになってしまう」可能性もあります。
なぜなら、趣味の段階であれば完成度も自分が満足する程度でよかったものも、仕事であれば周囲の評価に合わせて完成度を高めなければならないからです。
趣味を仕事にすることには、このような難しさがあります。
しかし「やはり自分は趣味を仕事にするのは難しい」と感じたからといって、それは悪いことではありません。
楽しめる趣味が好きなことがあるだけで、人生は豊かになります。
嫌いなことを仕事にしない
「嫌いなことを仕事にしない」という逆の発想も頭に入れておきましょう。
そうするととても生きやすくなります。
実は「好き」よりも「嫌い」は、具体的な要素が出やすいのです。
仕事を辞めたいと思っている人の多くは、収入ややりがいの面での不満を持っています。
そのようなイヤな要素がない仕事を選べば、大きな不満を持つことなく気持ちよく働いていけるでしょう。
嫌いなことを取り除いていくことで、その仕事を好きになるチャンスもあります。
まとめ
今回は、好きなことを仕事にするための考え方や方法について解説しました。
好きなことを仕事にすることはむずかしいですが、好きなことで生計を立てている人がいることも事実です。
・どんな仕事も最初はつまらないもの
・しなければならないでなくしたいことを増やす
・報われるためには何事も努力
・もっと高いレベルの好きを目指す
・目の前の仕事に集中する
・仕事は給料や福利厚生よりスキルで選ぶ
・好きなことがある職場へ転職
・副業やフリーランスから仕事を始める
・仕事は生活のためという考え方を変える
・好きなことを趣味として楽しむ
・嫌いなことを仕事にしない
好きなことで生きていくには、やりたくないこともやる覚悟も必要です。
よく耳にする言葉かもしれませんが、人生の大半を仕事に費やすのであれば、その仕事を好きにならないともったいないですよね。
仕事を好きになるには努力が重要で、転職・副業いずれにせよ、
まずは行動すること。
「いつか夢を実現したい」とアクションを起こすのを先延ばしにしていたら、それが実現することはないでしょう。
今の仕事がつまらなくて、やりがいや好きになれることを探しているのであれば、転職サイトなど求人情報を眺めながら、情報を集めつつ、何がしたいかを考えることが大切です。
このブログでは、仕事を探すためのノウハウについて情報を発信しています。
転職活動してみること自体は、全くデメリットはありません。
まだ、転職活動を始めたことがない方は、ぜひこの記事も読んでみてください!
コメント