
年収1,000万円を稼ぐ方法を教えて!
こんにちは、みに丸です。
本日は、「CAREER LOGIC(キャリアロジック)」という書籍を参考に年収1,000万円を稼ぐための方法について解説します。
この本を実際に読んでみて、キャリアには明確なルール・ロジックがあり、それさえ知っておけば、自分の思うようなキャリアを歩むことができるという事ががわかりました。
著者の末永雄大さんは、会社の代表取締役でありながら、転職エージェントとして転職支援を行っている方で、自信のメディアである「すべらない転職」やキャリアコーチングサービス「マジキャリ」を運営されています。
YouTubeのチャンネルがとてもわかりやすくて、私もよく勉強させていただいています。
また、数千人単位のキャリアを見てきた方なので、「キャリアの全てを知り尽くした転職エージェントが書いた本」と言っても過言ではありません。
「どうすれば年収1,000万超えのキャリアが手に入るのか?」
と、キャリアにお悩みの方がいらっしゃれば、是非読んでみてください!
私自身そう思って読んだのですが、ロジカルに書かれていてとても参考になりました。
本書のタイトルに書かれている通り、年収1,000万を超えるための28個のルールが書かれていたわけですが、全てを解説するわけにはいかないので、
ここでは、重要なポイントを解説したいと思います。
本書を読んでわかること
・どうすれば年収1,000万のキャリアになれるか?
・キャリアはポジショニングと競争優位が大事?
・市場価値が高い人間とはどんな人?
気になる方は、手にとって読んでみてください♪
それでは、本題に入ります!
「キャリアロジック」の概要
簡単に本書の概要をご説明します。
本書では、キャリアを考える上での、基礎知識からロジカルに解説されています。そのため、転職を経験したことのない人や就職活動を控えた学生の方でも読みやすいキャリア本になるのではないでしょうか。
第1章:キャリア形成で知っておくべき知識について
第2章:仕事選びにおける誤解や仕事の本質について
第3章:ポジショニング戦略について
第4章:競争優位の戦略について
第5章:キャリア業界について
第6章:本当に幸せなキャリアについて

第3章と第4章が「1,000万円までのキャリア戦略」を解説していて、この書籍の重要ポイント!次で解説していくよ。
年収を上げるには、キャリア戦略が必要
この本書の結論からお話すると、キャリアを作るには戦略が必要で
キャリア戦略=ポジショニング戦略×競争優位の戦略
つまり、「ポジショニング戦略」と「競争優位の戦略」を掛け合わせることが重要だと記されております。
まず、キャリア戦略とは、
キャリアにおいて今の経験やスキルを活かして、自分の目的や目標を達成するための活動や取組のことです。
つまり、なりたい自分のために、どのように、経験を積んでいくのかを考えるということですね。
では、「なりたい自分に近づいて行くためにはどうすればいいのか」がこの本で詳しく書かれているところで、「ポジショニング戦略」と「競争優位の戦略」の2つになります。
ポジショニング戦略
「ポジショニング戦略」=「需要の大きな市場」×「代替されにくいスキル」
「ポジショニング戦略」とは、自分にとって有利な業界・会社・職種を探すことです。
そして、自分にとって有利な業界・会社・職種を見つけるためには、需要の大きな市場で、他の人に代替されにくいスキル(希少価値)を持つが重要だと著者は述べています。
「需要の大きい市場」とは、大きくお金が動くような市場のことを指します。
例えば、人材採用やシステム開発、不動産のような、大きくお金が動く市場です。
つまり、こういった大きな市場であれば、営業利益が大きいため、必然的に年収も高くなるということです。
「代替されにくいスキル」とは、簡単にいうと専門性のことです。
これは、ハイレベルな技術職や資格を持つだけでなく、営業スキルやマーケティングスキルといった職務を経験することで得られる能力全般も含みます。
つまり、「ポジショニング戦略は、需要が大きく、お金が動く市場で、年収をあげつつ、ある分野での専門性を磨き、希少価値を高めていく」ということになります。
競争優位の戦略
競争優位の戦略=定着×活躍
「競争優位の戦略」とは、有利な場所でいかに定着(3年以上)・活躍(上位2割)できるかを考えることです。
つまり、いかにポジショニング戦略をしっかりしていても、短い期間で仕事を辞めてしまっては、そこでのキャリアを活かしていく事ができず、キャリアが繋がらないということになります。
転職活動における「定着」と「活躍」について簡単に紹介しておきます。
定着
企業で長く「定着」するためには、会社の働き方と自分自身のやりがいがマッチすることが大切になってきます。そのため、転職活動においては「自分のやりがいは何なのか」と「自分は仕事で何を苦痛に感じるのか」を把握するためにしっかりと自己分析を行うことが大切です。
活躍
また、企業に入社して「活躍」することをアピールするためには、「適性」を把握しておく事が重要になります。
適正とは、過去の仕事で成果を出したプロセスの中で、同僚よりも上手くできたことで、これをしっかり言葉にしておく必要があります。
これまでの経歴から活かせる能力をピックアップし、実績などの成果と結びつけてアピールすることで転職先でも活躍できるとアピールする事ができるのです。
キャリア戦略の重要ポイント
キャリアを考える上で、ポイントとなるのが、
・目標からの逆算思考
・自己分析
です。本書を読んでいて再認識しました。
この2つに絞って、ここでは解説します。
目標からの逆算思考
キャリアを考えるには、まずは具体的に「自分がなりたい将来像」をイメージすることが大切です。
「33歳で不動産の営業職で年収1,000万円を目指す」
というように、5年後、10年後にどこで年収がどれだけ欲しいのかを具体的にイメージしましょう。
そして、ゴールとなる求人の必須要件から逆算して、必須要件を獲得できるキャリアを積み重ねていくことが重要です。
転職サイトなどを通して求人票の求められる人材をあらかじめチェックしておくことで、ステップが明確になります。
ただ、転職したからと言って、必ずしもそこからスムーズに年収やキャリアが積み上がっていくわけとは限りません。
ステップを踏むごとに定期的に自分のキャリアプランを考えながら、調整していくことで、なりたい自分に確実に近づく事ができると書かれていました。
自己分析
転職活動においては「自分のやりがいは何なのか」と「自分の仕事での苦痛は何か」を把握するためにしっかりと自己分析を行うことが大切です。
とお伝えしましたが、ここの整理をできていない人がとても多いです。
例えば、「営業の仕事が嫌だから転職したい」と思っている人がいたとします。
これでは、自己分析はしっかりできているとは言えません。「営業の何が嫌で、営業以外なら何がいいのか」これではわからないからです。
なぜ嫌なのか、具体的に整理して書き出してみるといいでしょう。
例えば、
・競争やノルマを課せられること
・売っている商品に不満がある
・上司が売上について詰めてくること
このように、自分の悩みを深掘りすることで、営業が自分に合っているのかどうかを判断することができます。
よく整理にしてみると、「実は上司との人間関係に悩んでいて営業が無意識に嫌になっていた」ということもあるかもしれません。
何をしている時が嫌で、どのような職につくことでやりがいが感じるのかをしっかり深掘りすることが大切です。
無形商材×法人営業がおすすめのキャリア
いい年収をもらいたいけれども、「やりたい仕事が見つからない」「専門スキルがない」場合は、形のない商材を扱った法人営業がおすすめだと本書には書かれています。
つまり、例を挙げると、
・広告代理店
・人材紹介
・WEBマーケティング
・ITシステム関連
といった会社で法人営業をすることをおすすめしています。
理由としては、
・稼げる会社で働ける
・未経験でもチャレンジしやすい
・給与が上がりやすい
・営業の中でも、顧客価値を追求しやすい
・専門性が高くなる
からです。
有形商材の例に挙げると、『アパレル』や『本屋』をイメージしやすいかと思うのですが、在庫を抱えなくてはいけないことや単価が低いため、利益率が悪く稼ぎにくい事がイメージできるのではないでしょうか。
このため、有形商材はおすすめできず、無形商材に絞るということになります。
また、無形商材を営業する場合、一定の知識が必要となりますが、このスキルは他の会社でも通用する汎用性の高いスキルであることが多いため、転職でも優位に働くと書かれています。先ほど、解説した「ポジショニング戦略」にうってつけですね。
本書では、就活する人に向けてファーストキャリアのおすすめと書かれていましたが、未経験の転職で業界を選ぶ場合にもおすすめと言えるのではないでしょうか。
今後のキャリア形成を迷っているのであれば、無形商材の法人営業が合理的でいい選択だと思います。
20代で年収700万円を目標
本書では現実的に「市場価値を1,000万にするために、どうすればよいか」が淡々と記されていました。
しかし、「市場価値を高くしておいた方が、自分にとっての幸せを起点とした選択肢を手に入れられる」とも書かれています。
その一つの基準として、「20代で年収700万円」と設定してあります。
キャリアの基準
まずは、目先の幸せより成功を掴む。
つまり、「やりたいこと」を見つけるために夢を追うより、「できること」を見つけて専門性を高める事が重要なのです。
転職は年を重ねるごとに難しくなっていきます。それは、40代、50代になるに連れ、専門性の高いスキルを持っていたり、マネジメントの経験があるなど、求められる能力の難易度が増すからだと考えられます。
夢を追いかける前にできることを着実に見つけて、なりたい自分から逆算したスキルを着実に高めていくことで、将来活躍できる人材になれるのではないでしょうか。
そして、この年収700万円を越えられる人材は、有利にキャリアを進められており、求められる人材になれているケースが多いようです。
幸福の基準
さらに幸福度の点でも、年収700万円は基準となるようです。
海外の研究データでも発表されているのですが、年収700万円までは幸福度が上昇しますが、年収700〜800万円を超えると、幸福度に大きく影響を与えなくなるそうです。
以上のことから、キャリア戦略の点でも、幸福度の点からも「年収700万円」を目指すべきだと言えます。
年収1,000万のオファーも貰える存在でさえいれば、あえて年収700万程度におさえてワークライフバランスを楽しむことも、年収1,000万のキャリアを目指すこともできますね。
簡単ではないですが、目標をしっかりもってキャリアを戦略的に考えることが重要なのです。
まとめ
今回は、すべらない転職エージェント末永雄大さんの「キャリアロジック 誰でも年収1,000万を超えるための28のルール」という書籍について解説しました。
私が勉強になったポイントとしては、
・キャリア戦略=ポジショニング戦略×競争優位の戦略
・キャリア戦略するためには「逆算思考」と「自己分析」
・無形商材×法人営業からスタート
・キャリア戦略・幸福度からまずは早期に年収700万円
という点でした。
他にも、参考になる内容が多くあるので、気になる方は一度読んでみてください!
では、また!

他にもおすすめの転職本を紹介しているよ!
コメント