
転職の面接で何を聞かれるのか教えて欲しい……。
面接って何聞かれるの?
面接の流れが知りたい。
面接の想定問答を確認しておきたい。
こんにちは、みに丸です!
今回は、上記の悩みに対して、面接でされる想定問答についてリストアップ(後編)しました。
これから、面接を予定している人には、必ず読んでおくことをおすすめします。
既に、対策を終えている方は最後の確認をしてみてください!
私も複数の会社を受けた経験があり、何度もハローワークや転職エージェントに想定問答を確認してもらい、何度も添削と研究を重ね、内定をもらうことができました。
また、私が実際にされた質問もリストに反映していますので参考になるかと思います!
ちなみに、私は20代後半で公務員から転職したため、『大学での研究テーマ』や『民間企業で働くこと』についても質問リストに入れています。
自分にも境遇が当てはまるという方は、是非参考にしてみてください。
今回の記事は前編と後編の2回渡ってお届けする後編になります!!
前編をまだ読まれていない方は、是非前編からチェックしてください♪
前編はこちら↓

以前、面接で聞かれる鉄板の流れをマニュアルにしていますので、こちらもあわせて対策に読んでいただけると幸いです。

今回は、以下の面接の流れに沿って、質問リストを作成しています。
後編(6〜10)について、解説していきます。
1. 自己紹介
2. 職務経歴
3. 転職理由
4. 就職の軸
5. 志望動機
6. 志望する会社について知っていること
7. 民間企業として働くことについて
8. 大学の研究テーマ
9. 採用条件について
10. 逆質問
質問リスト
質問をリストアップしましたので、質問ジャンルに合わせて確認して見てください。
参考例として、回答を作成していますが、これは皆さん全員に該当するわけではありません。想定問答集を作る際の参考に留めておいてください。
それでは、以下の6〜10について解説しています。
6. 志望する会社について知っていること
7. 民間企業として働くことについて
8. 大学の研究テーマ
9. 採用条件について
10. 逆質問
6.志望する会社について知っていること(5つ)
企業の採用担当者は、企業について質問することで、企業をどの程度研究をしているかを確認します。どれくらい志望度が高いのかを見極める指標にしています。企業理念等をしっかり覚えておくことで、企業の求める人材であることをアピールしましょう。
面接対策で「自分語り」や「業務内容」にばかり集中していると、こうした基本情報は取りこぼしがちです。注意しましょう。
回答のポイント
- 代表者のフルネーム
- 会社の理念
- 資本金
- 沿革
「当社について知っていることを話してください。」
(例)「御社は、~様が中心となり、およそ40年前に立ち上げられ、『お客様の満足度向上』を理念として発展してこられた会社であると存じています。建設事業(建築、土木、海外建設)を柱に、非建設事業である不動産開発、○○、○○の分野で事業を展開しています。その中、私が志望している○○の分野では、建設事業で蓄積した技術とノウハウを活かし、オフィスビルや物流施設などの○○開発を行っています。現在は、海外を中心に事業を拡大しており、建設業以外の事業においても、売り上げを伸ばしていると、認識しております。」
「当社の経営理念をご存知ですか。」
(例)「御社では○○の教えである、「○○と○○」の考え方を「経営理念」としている、と伺っております。」
「当社の実績で興味があるものは何かありますか。」
「当社に、今足りないものや弱点は何だと思いますか。」
「あなたは、弱点に対してどのように当社に貢献できますか。」
また、私はコミュニケーションと英語力に自信があるので、入社後5年は国内で力を付けていきたいと思っています。その後、現地調査や海外企業とタイアップする等、海外戦略の幅を広げる際、これまで培ってきたコミュニケーション力と英語力でチームに貢献したいと考えています。」
回答のポイント
- 『結論』から話す
- 企業研究から理解した問題点と具体的エピソード
- 改善方法
- 自分ならこうする
7.民間企業として働くことについて(2つ)
(公務員からの転職活動する人はこちらも参考ください。)
企業の採用担当者は、民間企業として働くことについていくつか質問します。公務員から転職するうえで、仕事そのものの考え方が公務員と民間企業では大きく異なります。以下のような質問をすることで、民間企業で働くことができる人材か確認します。
「公務員と違って、当社ではより現場の近くで働くことが多いですが、どのように考えていますか。」
(例)「私は、県庁では出先の事務所で民間事業者と○○の事業で現場に携わることが多い部署の経験もありました。また、事業者と○○で携わっていく中で、実際に○○が出来上がるのを目にし、成果を実感しました。これは現場で働くことの魅力だと感じており、御社でも現場での業務に積極的に携わりたいと考えております。」
「民間企業として働くことになり、○○の海外プロジェクトに携わることになるかと思いますが、本当に働けますか。」
(例)「はい。働くことができます。私は、御社の○○に興味を持っており、国内で3年ほど○○を経験した後は、海外で活躍したいと考えています。学生時代に留学していた経験もあり、培ってきた英語力を活かして、御社に貢献していきたいと考えています。」
8.大学の研究テーマ(20代なら用意すべき3つ)
企業の採用担当者は、大学の研究テーマについて質問することによって、就職の軸を確認します。研究テーマと就職する業界の関係性を確認します。
既に30代の半ばであったり、文系大学であれば、聞かれることはないかと思いますが、20代で理系、特に建築や土木分野での大学を卒業しているのであれば、聞かれる可能性が高い質問です。該当する可能性があると思ったら、回答を用意しておきましょう。
研究テーマと現職に一貫性をもつことが理想です。また、現職と今回の転職の間にも関連性を持つことで、転職・就職の軸に説得力を持たせることができます。
「あなたの大学での研究テーマについて話してください。」
(例)「大学院では、○○川を対象に水辺空間の利用について研究しておりました。日常的な利用が行われない原因を明らかにすることを目的に、水辺利用の変容とその要因に関する研究を行ってきました。現地において、利用の移り変わりを実態調査することで、人と川のあり方の理解を深めました。」
「大学の研究テーマと現職での関係性についてありますか。」
(例)「私は、人と空間の関わりについて研究し、住民や訪れる人が快適で安全かつ便利に感じられるまちづくりに貢献したいという思いが学生の頃からありました。そして、○○県独自の政策を実現し、住民のニーズに応えることで、○○のまちづくりに貢献したいという思いがありました。実際に現職では、○○の事業に携わることで○○のようなまちづくりに貢献してきました。」
「これまでの経験と今回の転職では一貫性はありますか。」
(例)「○○のようなまちづくりに携わる中で、○○に興味をもち、さらに○○の分野で専門性を高めたいと考えるようになりました。これまでは、○○から○○の幅広い工程を携わってきましたが、これからは○○について身につけていきたいと考えております。」
回答のポイント
- 研究テーマ→就職の軸→転職の軸に一貫性を持たせる
9.採用条件について(4つ)
企業の採用担当者は、希望条件の質問を通じて、入社の志望度合いを測っています。
希望給与や勤務地、残業の可否など、条件面の質問には、答えにくい内容もあるかもしれませんが、選考への影響を考えて企業に遠慮して本意でない回答をしてしまうと、選考はそのままの情報で進んでしまいます。
企業は希望条件を含めて内定を判断していることが多いため、内定が出てしまってから給与や勤務地などの条件変更を行うことは不可能な場合があります。
どうしても譲れない条件については、面接で遠慮をせずにしっかりと希望を伝えるようにしましょう。
また、選考を受ける前に、『転職エージェント』に相談していれば、書類選考の時点で、自分の希望条件をうまく伝えてくれます。
希望を伝えた上での面接であれば、ここでは、自分の希望条件とあっているか確認する場になります。
「希望年収はいくらですか。」
(例)「現状は年収○万円ですが、○○の業界では私の年齢だと○万円が相場だと認識しております。内定をもらっている同じ業界の○○も、○万円の金額を提示いただいておりますので、○万円を目安に考えております。」
回答のポイント
- 業界、職種における相場を知っているか
- 現在の給与は世間一般より高い方か、低い方か
- 希望給与に見合うだけの貢献ができる裏付けがあるか
- 内定をもらっている会社を提示して、うまく給与を上乗せできないか
「希望の勤務地はありますか。」
(例)「都内の◯◯の支社が主な勤務先と伺っております。また、御社では海外の事業所への派遣もあると伺っておりますが、積極的に経験できればと考えております。」
回答のポイント
- 希望する仕事がどの営業所にあるか、確認しているか
- 会社の転勤指示を受け入れる覚悟はあるか
- 勤務地を限定して希望するだけの正当な事情があるか
「当社は残業が多いですが、あなたは残業出来ますか。」
(例)「御社の仕事が時期によっては、月○○時間の残業があることは承知しております。そのため、繁忙期に残業が発生することは構いません。ただし、残業を減らすよう仕事の進め方を常に意識したいと考えております。」
回答のポイント
- 仕事に対する姿勢として、残業することをどのように考えるか
- 連日の残業や休日出勤などが可能な家庭環境か
- 残業手当を生活費の一部として期待しているか
「いつから入社を希望していますか。」
(例)「現在の仕事の担当引継ぎ期間を考えて2ヵ月程度、期間をいただきたいと考えております。最速で○月○日入社から可能です。」
回答のポイント
- あらかじめ、転職エージェントに確認して入社の時期は把握しておく
- 退職が決まっている場合は可能な限り早い日程を
- 公務員の場合、年度末に退職し、年度明けから入社ので、書類選考時には事前に伝える
10.逆質問(3つは用意)
「何か質問はありますか。」
企業の採用担当者に、事業や仕事についての一歩踏み込んだ質問をすることによって、会社についてよく理解していることをアピールしましょう。
また、面接官から回答を貰ったら、一言・二言でいいので言葉を添えられるといいでしょう。自分の経験が活かせたり、深掘りして事前に調べておくことで、うまく返すことができれば理想です。
「質問は特にありません。」は勿体ないです。また、あくまで求人票やホームページからは簡単に読み取れないことを尋ねましょう。調べれば分かること、面接中に話した内容を尋ねることはNGです。
「現在、業界全体で海外進出の風潮が強くなっています。御社はこの流れをどう見られていますか。」
「同じ業界の会社と比べて御社は〇〇の点で差別化していると思うのですが、他にも大きな差別化しているポイントはあるのでしょうか。」
まとめ
今回は、以下の6〜10について、想定問答を紹介していきました。
後編
6.志望する会社について知っていること
7.民間企業として働くことについて
8.大学の研究テーマ
9.採用条件について
10.逆質問
多くの想定問答の例を紹介しましたが、あくまで『例』です。業種や質問者によってニュアンスは異なり、全く同じ質問が来るとは限りません。
ネットで調べれば回答例は出てきたりします。どこかで見たことのある回答は、すぐにバレますし、説得力に欠けます。
だからこそ、どういった質問がありそうか事前にここで把握し、自身の立場でイメージを広げることでオリジナリティと説得力のある回答を用意しましょう。
また、可能であれば、転職エージェントやハローワークに作成した想定問答を確認してもらい、何度も発声練習しておくことをお勧めします。
なかなか普段から面接の機会はないので、ぶっつけ本番だと緊張して伝えることが飛んでしまったり、うまく行かない可能性もあります。
無料で活用できるものは積極的に使いましょう!!
それでは、皆さんの転職活動がうまくいくことを願って。
前編はこちら!

コメント