めんどくさい企業研究の必要性とやり方。すぐできる3つのステップ

転職戦略

企業研究めんどくさいな〜。

企業研究はなぜする必要があるの?
企業を分析しないとどうなる?
具体的にどうすればいいか知りたい。

こんにちは、みに丸です。

就職活動、転職活動には「企業研究は必須」なんていわれますよね。

なんでする必要があるか知っていますか?

今回は“企業研究の必要性とやり方”を詳しく解説していきます。

この記事を読めば、めんどくさがりなあなたでも最低限必要な情報を手に入れて、企業研究を終わらせることができるので、ぜひ参考にしてください。

私は20代で公務員から大手民間企業に転職しました。短期間で複数の内定をもらった体験をもとに転職情報を発信しています。

記事を書いている人

「目的」なぜ企業研究は必要なの?

「企業研究」という言葉を耳にしますが、そもそもなんのために企業研究を行うのでしょうか?

企業研究の目的は以下の3つがあり、あなたの転職活動の進み具合で変わります。

選考前:入社したい企業を選ぶため
選考中:選考に通過するため
選考後:入社後のミスマッチを防ぐため

それぞれ詳しく見ていきましょう。

選考前:入社したい企業を選ぶため

企業研究の目的の1つ目は、どんな業界に入りたいか、どんな会社に入りたいかを考えるためです。

転職活動を始めようと思っても、「業界や会社がどんなことをしているのか」を詳しく知らなければ、入社したい企業を決めることができません。

同じ業界の会社であっても、力を入れている事業が異なったり、働き方や考え方が全く違います。

なぜなら、同業他社に負けないように競い合っているから。

仕事の合間の限られた時間で、どの企業を受けるかを決めるためには、同業他社の違いを比較する必要があり、そのためには企業研究は欠かせないのです。

選考中:選考に通過するため

また、企業研究は選考書類や面接対策など選考に通過するためにも必要です。

とくに、面接では志望動機を問われます。

あなたが会社に志望した理由や会社のや同業他社のことなど、いろんな角度から問われるでしょう。

「会社の何に魅力を感じているの?」
「あなたが当社で働くメリットは何?」
「どの部署でどんな仕事をしたいの?」
「将来うちの会社でどう活躍したいの?」
「なんでB社じゃなくて当社を選んだの?」

上記のような質問に答えられるよう準備しなくてはなりません。

選考を勝ち抜くためには、他者と差をつけられるような説得力のある志望理由を考える必要があり、企業研究は欠かせないのです。

選考後:入社後のミスマッチを防ぐため

入社後のミスマッチを防止するためにも、企業研究は重要です。

あなたが内定を承諾するか意思決定するために、会社の評判やホワイトな会社かどうかなど、最後の情報収集が必要になります。

・ライフワークバランスが整ってる?
・やりたい分野の専門性を高められる?
・将来のなりたい自分を実現できそう?
・残業代はしっかり出るホワイト企業?

など、あなたが働くうえで大切にしたい条件があると思います。

その条件を満たした企業かを見極めるためにも企業研究は欠かせません。

近年では、入社後3年以内に辞めてしまう社員の割合は3割以上というデータもあります。(厚生労働省2020年調査より)

これは3人に1人が入社後にミスマッチに気づいて辞めてしまうということ……。

ミスマッチは会社と転職者の双方にとってデメリットです。

企業側も、せっかく採用したのに3年以内に転職されてしまうと採用にかかる人件費は赤字ですからね。

企業研究を行い、入社後のミスマッチを防ぎましょう!

企業研究をしないとどうなるか?

以上のことから、企業研究しないと、

・自分に合う企業が見つからない
・面接で浅い志望動機しか答えられない
・選考に突破することができない
・内定をもらってもミスマッチが起きる

ということになってしまいます。

企業研究をしっかりしないと、就活転活してきたことが無駄になってしまいますね。

ここからは、実際に効率よく企業研究するためのポイントをおさえていきましょう!

「情報源」企業研究はどうやって調べる?

企業研究の方法には、本を読んだりホームページを見て調べるなど、色々やり方があります。

一つの情報源だけに頼らず、いろんな角度から情報収集することで、かたよった理解や間違った認識を防ぐことができます。

ここでは、具体的にどんな媒体で調べられるかおすすめを紹介します。

HPや求人サイトなどネットを使う

気になる企業がある程度絞り込めたら、その会社のホームページを必ずチェックしましょう。

前述した基礎的な企業情報はもちろん、その企業が掲げるビジョンや代表のメッセージ、働いている社員の声などが掲載されています。

何より志望企業に関する一次情報ですので、隅々まで分析して、企業の雰囲気や会社がどんな人材を求めているのか把握しましょう。

また、会社情報を調べることができる他社サイトも有効活用しましょう。

売上増加率、営業利益率、自己資本比率などを調べることで、企業の成長性、安全性、効率性をバランスよくみることができます。

検索すればすぐ調べることができ、グラフになっているので非常に見やすいことが特徴です。

無料で調べられるサイトなら、バフェット・コードがおすすめ。

他にも、求人サイトも重要な情報源となります。

多くの企業について知ることができ、フォーマットが統一されているため、簡単に比較できます。

また、スマホで気軽に情報収集できます。条件検索からの絞り込み、応募までが簡単にできる点も便利です。

ただ、求人サイトはいいことしか書いていないことが多いので注意。

口コミサイトを見る

口コミサイトは企業のHPに書いていない生の情報を集めることができます。

ただ、情報の信憑性は高くないこともあるため、数多くの口コミに当たって、平均をとるくらいの気持ちで情報を集めるといいでしょう。

私が活用した、口コミサイトはopenworkでした。

無料で検索できるんでよかったら使ってみてください。

書籍を読んで情報を集める

次に、本から情報を得ることです。

例えば「四季報」「業界地図」といった参考本なら、企業・業界の情報が統一されたフォーマットでまとまっているため、多くの企業について、それぞれ比較しながら知ることができます。

自分の知らなかった企業に触れ、選択肢が広がるかもしれません。

また、業界の動向や、企業の経営状況などの情報を知ることができます。

業界地図

日本経済新聞社から出しているのがいいですね。

今働いている会社でも、経営戦略を練る時には日経テレコンを使って業界研究してるくらいです〜。

見やすくて便利ですよ!


就職四季報

選考ポイントや3年後離職率、年収などのデータがあります。

ホームページで事業について調べつつ、会社四季報や就職四季報も使いながら調べるといいですよ!

働いている社員と面談する

実際にはたらいている人から話を聞くのが1番信憑性高いですよね〜。

間違いなく、よりはっきりあなたが将来職場で働くイメージができます。

企業 HPや口コミサイトでは分からない日常の雰囲気や社内のリアルを知ることができます。

面談には、社員さんの時間をいただくので、選考がある程度すすんだ上でセッティングするといいでしょう。

ただし、接点のない社員さんから聞く場合は、会社の悪い点を隠して話すので、社員の話だけを鵜呑みにするのもよくないです。

転職エージェントを活用して情報を得る

転職エージェントは、ホームページや求人サイトに載っていない企業の詳しい情報を知ることができます。

転職エージェントは企業の人事と直接やりとりをしているため、非公開の求人を紹介してもらえるだけでなく、入社した社員の声や、実際の働き方、想定年収など調べにくい情報を教えてもらうことができます。

気になる人はこちらの記事からあなたにあったおすすめを紹介しているのでチェックしてみてください♪

【キャリア採用】20代後半から30代でおすすめの転職エージェント
これから転職活動を始めようと思っている方。転職エージェントの利用を検討している方。20代から30代におすすめの転職エージェントが知りたい方。私は、20代後半で転職し、収入をUPさせることができたため、参考になると思います。
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「3つのステップ」企業研究のやり方

企業研究が重要ということがわかっても、ただ闇雲に調べれば良いわけではありません。

ポイントを絞って調べてまとめておくことが大切です。

先ほども述べたように、段階に応じて企業研究で見るべきポイントが変わります。

STEP1:企業の特徴から入社したいか考える
STEP2:業界内の位置と他社との違いを知る
STEP3:あなたと企業の相性を分析する

企業の特徴を見て入社したいか考える

企業の特徴を調べることは企業研究の基礎です。

企業の特徴を研究する際は、以下の項目を見ておきましょう。

採用情報

受けたい会社がどれくらいの人数を採用したいのかを調べておきましょう。

・募集職種
・初任給
・採用人数
・選考の流れ

自分が気になっている職種の募集があるか見ておきましょう。

そもそも採用に応募できなければ始まりませんからね。

企業の情報

まず企業の基本情報を調べることから始まります。

企業の会社概要を見ると次のような内容が書いてあります。

・企業の正式名称
・代表の名前
・設立年
・従業員数
・資本金
・売上高
・事業拠点
・企業の沿革
・企業理念
・株式公開や上場の有無

こうした情報は調べやすく、それでいて企業の全体像が見えてくる大切な要素です。

働きたい企業が自分の考えている条件に合うかどうか判断する手掛かりになります。

歴史ある企業か、ベンチャー企業か、規模感はどれくらいかなど、ざっくりでいいのでイメージできているといいでしょう。

事業内容

次におさえておきたいのは、企業の事業内容です。

以下の切り口をヒントに調べましょう。

・顧客(誰に)
・商品やサービス(何を)
・業態(どうやって)
・今後の展開

企業のビジネスモデルや強みを理解すること。

漠然としたイメージしかなかった企業も、ビジネスの流れがわかることでどのように企業運営をし、利益を出しているのかがつかめてくるでしょう。

イメージしにくいのであれば、まずはその業界のビジネスモデルをおさえるといいでしょう。

会社は自社の利益に貢献できる人材を求めているので、「どうすれば自分をアピールできるか」を考えながら調べるといいですよ。

労働条件

実際に入社してからどんな働き方をするのかを知ることも、ミスマッチを防ぐために欠かせません。

会社の採用選考を受けるか判断するためには、次のような社内制度を確認しておきましょう。

・休暇や育休に関する制度
・有給休暇の消化率
・教育や研修について
・評価や昇給制度
・諸々の手当
・福利厚生
・平均年収や昇格時期
・平均年齢や離職率
・勤務地

社内制度にはその企業の働き方や方針、社風が表れます。

例えば休暇の取得率だけでも、ワークライフバランスを重視しているのか、忙しい会社なのかがわかりますね。

研修制度が充実していれば社員育成に注力していることが分かります。

以上のような観点で、企業の特徴をざっくり見ておくことで、応募するべきか判断するといいでしょう。

業界内の位置と他社との違いを知る

選考を通過するために必要なのが、志望企業の業界内の立ち位置と他社との違いを理解することです。

この段階では、面接でしっかり受け答えできるようにするためにも、丁寧に企業の情報を調べないといけません。

同業他社を調べることで、志望企業をより客観的な視点から判断できるようになります。

・業界ランキングだと志望企業はどこら辺か
・事業の種類や規模が他社とどう違うか
・取引先や協働する企業の特徴はあるか
・他社と比較して企業独自の強みは何か
・自己資本と他人資本の構成はどう異なるか

以上の項目について分析していくことで、企業の業界内での立ち位置が見えてきます。

先述しましたが、

「会社の何に魅力を感じているの?」
「あなたが当社で働くメリットは何?」
「どの部署でどんな仕事をしたいの?」
「将来うちの会社でどう活躍したいの?」
「なんでB社じゃなくて当社を選んだの?」

といった質問を面接で必ずされます。

志望動機や自己PRを伝えるうえで、会社の特徴を知っておかないとふわっとしたことしか話せません。

他社との違いを理解し、面接でも根拠ある説明ができるよう準備しておきましょう!

あなたと企業の相性を分析する

あなたが内定をもらうことができたら、どの会社の内定を承諾するかを決めるためにも、企業の情報を集める必要があります。

あなたの転職の軸と企業の特徴が合っているかを確かめましょう。

自己分析や企業に求める条件(転職の軸)ができていないと、「この会社でよさそう」となんとなくで決めてしまいます。

今一度、あなたが「なんで転職をしたかったのか」「あなたが志望企業に転職することで、叶えたいことが叶うか」を確認することが大切。

仕事内容や労働条件を照らし合わせて考えてみましょう。

「注意」企業研究の3つの注意点

転職活動は、働きながら休みや仕事の合間に作業しなければならないため、大変忙しくなります。

ただ企業研究すると言ってもたくさん時間があるわけではないため、やり方に工夫が必要です。

ここでは企業研究を行うときの注意点について、3つ紹介していきます。

効率よく、企業分析を行いましょう。

企業研究だけに時間をかけすぎない

企業研究に忙しい時間をかけすぎる必要はありません。

企業研究だけでなく、自己分析や志望動機以外の質問項目を考えるための時間も必要なのでバランスよく臨みましょう。

調べ始めると、どんどん沼にハマってしまうので注意です!

内定をもらえれば、いくらでも企業のことを調べられるので、選考対策の段階で目的を見失わないように。

選考に通過するためには言語化すること

企業研究は調べてまとめて終わりではありません。

①企業情報ではなく自分の言葉に置き換える
②人に説明することでブラッシュアップ

調べるだけじゃなくて、あなたが会社の何に魅力を感じているのかはっきりと人に説明できるように「言語化」することが大切です。

企業の悪い面にも目を向ける

企業研究していると、そのうち企業に好感をもつことでしょう。

その時に注意するべきなのが、志望企業の良いところばかりを見がちになることです。

隣の芝生は青く見えます。

しかし良い面があれば、悪い面もあるのがふつう。

配属リスクや昇進制度、仕事上のストレスなど、企業の良い面ばかりでなく悪い面にも向き合いましょう。

まとめ

今回の記事では、面接対策や入社後のミスマッチを防ぐために必要不可欠な企業研究のやり方についてご紹介いたしました。

・業界の立ち位置や他社との違いを知る
・あなたと会社の相性を知る
・あなたの言葉で説明できるように
・時間をかけすぎないでバランスよく

企業研究の項目

これらの情報をざっくりでいいので調べて、あなたの言葉で説明できることが大切。

友人や転職エージェントに話してみましょう。

では、また!

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